Editor's Room

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2014年9月5日(金) 「テニス」

このお題、あまりに書きたいことが多すぎて困っている。松岡修造氏並みに熱く語りそうな自分が怖い。日本ではテニスは、サッカーや野球に比べてどうもマイナーである。アメリカでも、アメリカンフットボール、野球、バスケケットボールに比べてやはり人気がないと言う。やっぱりチームスポーツのほうが人気があるようだ。テニスはプレー中に大きな声で応援できないので盛り上がりにかけるし、マスコットキャラクターもいないし、ハーフタイムもないので派手なチア合戦もない。試合時間が読めないので、枠の決まっているテレビでは、放送するのが難しいとも聞く。残念である。それでも私はテニスが一番好きである。毎年、有明の世界的な選手が集まる大会も観戦に出かける。今さらだが、テニススクールに入ろうかと悩んでもいる。だが夜な夜な、こっそり子どものラケット(錦織圭モデル)で、素振りをする私は、かなりイタイ奴であることは間違いない。(M)

大学生は二つに分類することができる。テニスサークルに入る人か、入らないまたは勧誘の声が掛からない人か。調査したわけではないが、男女問わず社内にはやたらとテニスサークル出身者が多い。入社の条件にあるのかと誤解するほど、諸人がテニス経験者である。もう入社式はテニスコートの上で行って、「これぞ真の『テニスコートの誓い(球戯場の誓い)』!」ともじればいいと思う、スーツではなく、サンキュロットの恰好をして。テニスサークルに入る人は更に二つに分類することができる。純粋にテニスというスポーツに打ち込まんとする人。もしくは充実したキャンパスライフを過ごさんとしている人。私の周りにはテニスが好きという者は存在せず、テニスサークルに入った男といえば、テニスサークルの先に憧れのキャンパスライフという理想郷があると盲信した無謀な冒険者のみであった。当時の彼の視線は、薔薇色のキャンパスライフという遥かなる高みを見上げていたのだろう。大学生カーストの最下層という底なしの泥沼に沈まんとしていく我々の姿など眼中に入るわけもなく、疎遠になってしまった。彼がその後理想郷に辿り着けたかは知らない。私はテニスはほとんど分からない。最近話題になっている錦織選手のことも、とあるゴシップの話しか知らず、何がすごいのか理解していなかった。今日テニス好きの人に詳細解説してもらい、世界トップレベルの選手なのかと驚愕した。マイケル・チャン氏がコーチについてから急速にランキングを上げたらしい。「なるほど!かくもコーチという存在は大きいのか!」と会社にゴマをすりつつも、今日得たテニスの知識を、したり顔で誰かに披露したい。(HK)

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