Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2014年7月25日(金) 「異常気象」

十数年前のことだが、灼熱の地で有名な埼玉県熊谷市。川に掛かる長い橋を自転車で渡っている途中で、天候は急変。突風と豪雨が襲いかかってきた。私は当時絵に描いたシティーボーイ。貧弱という言葉がとにかくよく似合っていた私に抗する力はない。血沸き肉踊ろうにも、貧血気味で、肉は筋肉、贅肉共にない。吹き飛ばされ、あっという間に欄干へ。川面に叩きつけられるのではないかと慄いた。濡れ鼠になってしまったのは仕方ないとして、あと1分早く出て入れば、とりあえず市街地で命の危険性はなかったのにと己の不運を嘆いた。当時は、さすが熊谷と思ったが、最近では天気の急変が当たり前となった。昨日も突然の雷雨が襲ってきたが、驚くことはない。異常気象が日常になったのだろうか。よく異常気象というと、なんでもエルニーニョ現象のせいにする向きがある。地球の反対側のペルー沖の海水温度上昇のせいにするあたり、自分がすっかり貫禄ある中年になってしまった理由を自らの不摂生ではなく、妻の作る料理の量が多すぎるからだとするみたいで、大変共感を覚える。(HK)

エコ、節電・・・そんな言葉が吹き飛んでしまうほど、暑い。暑さだけではない。我が家は昨夜の豪雨と雷で、停電になった。2分で解消したが、雷で停電なんて、いつぶりだろう。それだけではない。ほんの数週間前にも、豪雨に見舞われた。命からがら(大げさ)駅にたどり着いたが、帰りの電車は、途中の駅が冠水したということで、止まっていた。そのとき、近所の友だちの家は床上浸水していた。ニュースで流れてもおかしくないレベルの浸水だった。6月には「ひょう」も降った。窓に当たる雨の音が、バラバラという大きな音に変わったので、見てみたら、製氷皿でできる氷くらいの大きい「ひょう」が窓を直撃していた。まさに「異常気象」である。しかし、これだけ「異常」が続くと、何が「正常」なのか、分からなくなってくる。ああ、暑い・・・。(M)

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