Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2014年7月4日(金) 「新聞」

ATMとしての重責を担っているためか、家庭内のリストラ対象リストから私の名前が消えた代わりに、リストラ対象筆頭に繰り上がったのが新聞購読である。安堵しつつも、遥かなるデキるビジネスマンへの道がまた一つ塞がれたと暗澹とした。ただ、ほとんど読むこともなく、毎日ただただ新聞紙の山を積み上げ、時に山体崩壊まで引き起こしては、無闇に妻の逆鱗に触れていたので、抗弁するに及ばず。戦うことなく、平和裏に購読中止に至った。妻による無血の白色クーデターの成功である。購読しなくなってから、ニュースはインターネットに依存する他なくなった。関心、興味のあるニュースは、十数年というベテランネットサーファーとしての真骨頂を無尽に発揮し、深く知ることができるから影響はない。ただ、関心の薄いニュースが、例え重要なニュースであっても、目に入らなくなった。確実に頭が悪くなっているという実感がある。新聞紙上の見出しや記事枠の大きさによって、ニュースの重要度が無意識に頭に入るが、インターネット上では分かりづらい。学生のころに持っていれば、もう少しましな大人になっていただろう、頭が良くなりたいという渇望。新聞購読を、電子版で構わないので復活させたい。ただ、4,000円前後の購読料ほど読む価値が自分にあるのだろうか。隣の義実家から、読み終わった新聞を提供してもらったらいいのではないか。ますますダメな婿としての地位を固めつつある。(HK)

情報はほとんどインターネットで得ている。ネットサーファー歴もかなりなものだし、知りたいことを深く掘っていくのも好きである。が、子どもが小学生になったこともあり、新聞を購読することにした。特に情報的には困っていないが、子どもの手前、「新聞のある家庭」を演出するためである。とりあえず「1週間おためし」に申し込んだ。すると、新聞より先に営業のおじさんがやってきた。契約を勧められたが、それでは「おためし」の意味がないので、「おためしの後、考える」と言って帰ってもらった。おためし期間が始まったが、一向に新聞が配られてこない。配られてないのに、また営業のおじさんがやってきた。おじさんより、新聞に来てもらいたい。「一度も入ってません」と言ったら、おじさんは帰った。次の日、初めて新聞がやってきた。だが、新聞が届いたのはその日だけ。それなのに翌々日には、またおじさんが、契約を求めて、やってきた。「新聞も届かないのに契約できません」と、伝えた翌日から、新聞もおじさんも来なくなった。そんな理解できない事態が起きたため、残念ながら、いまだ「新聞のある家庭」を演出できないでいる。(M)

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