Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2014年6月13日(金) 「ワールドカップ」

2014年5月12日。ブラジルワールドカップに出場する日本代表選手の発表がなされた。アルベルト・ザッケローニ監督の口から23人目の選手が発表された瞬間、私の1998年のフランス大会からの連続不出場、つまり日本人として前人未到の5大会連続の不出場記録の更新となった(私だけでなく同時に1億2000人以上も記録更新を成し遂げたことも追記しておく)。落選したのは残念だが、フランス代表に落選したサミル・ナスリの恋人みたいにFで始まる単語でフランス代表とでディディエ・デシャン監督をTwitterで罵倒するようなマネはしない。あのカカですらブラジル代表から落選したのである。私は世界一のサッカープレイヤーであるが、その活躍するフィールドはワールドカップのスタジアムでも、プロリーグのスタジアムでも、河川敷の土のグラウンドでもなく、脳内である。チームの大黒柱として、ピッチに君臨し、畏怖を持って対峙する相手を手玉に取るようなフェイントでかわし、遊び心あふれるループシュートでゴールを決めるシーンが鮮やかに脳内で再生される。私不在の日本代表は、明後日ディディエ・ドログバ擁する象牙海岸ことコートジボワールと対戦し、私はすぐにベネッセのしまじろうのDVDを見ようとする息子とチャンネルを巡って対峙する。子どもはぬいぐるみのしまじろうと仲良しこよし、お手手繋いでチーパッパしていればいいのである、試合時間中は。(HK)

今朝、朝一で友だちからメッセージが来た。そこには「なんか、テレビがサッカーだらけで・・・。国民全員がサッカーファンだと思ったら、大間違いなんですが。」と書かれていた。笑ってしまった。確かに、私もイケメンを探すくらいで、ワールドカップには、あまり興味がない。なぜ、毎回ここまで盛り上がるのか(私の好きなテニスはそれに比べるとかなり冷遇されている)。それはきっと、4年に1回という特別感の中、国の代表同士の戦いだからだろう。オリンピックと同じなんだと気づいた。生きているうちにあと何回、ワールドカップを味わえるかわからないので、今回は(も)イケメンを探しながら、試合と大会の雰囲気を楽しみたいと思う。パブリックビューイングとか行っちゃおうかな。(M)

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