Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2014年6月6日(金) 「一目ぼれ」

一目惚れについて周りの人に聞いたところ、全員がお米の「ひとめぼれ」を挙げていた。一目惚れについて聞いて回る中年メタボ男への極めて強い警戒心から、お米で誤魔化されている可能性も否定できないが、かくも「ひとめぼれ」というブランド米は日本人に浸透しているのかと、そのブランド戦略の成功に敬意を表すものである。ただ、私の舌は海原雄山がシュールストレミングとホンオフェとくさやに大量のハバネロを混ぜ合わせたものを食べた後のような舌。お米の味の違いは、ジャポニカ米かインディカ米程度しかわからないのが悔しいところである。世界の全ての出来事はGoogleの結果画面にある。「一目惚れ」で検索すると、一目惚れ結婚の離婚率は驚異的に低いという記事を発見した。なるほどである。私は、一目惚れ婚ではないので、もう遅いが。ただ、その記事の結びの部分「リアルな結婚生活は日々の言動や行動、そしてお互いの思いやりなどの積み重ねが、より二人の強固な関係を構築していく」の、日々の言動や行動に関して、毎日粗相のないよう、無礼のないよう厳戒態勢である。(HK)

最近、めっきり一目ぼれしなくなった。あんなに一目ぼればかりしていたのに。気が多くて困っていたのに。友だちに止められても、突っ走っていたのに。・・・それはきっと最近、めっきり買い物に行かなくなったからだろう。欲しいものが直感的に決められなくなった。いいなと思うものがあっても、「これは本当に必要なのか?」という自問自答が始まる。それでも迷う場合は、一度、お店から離れて、それでも欲しいかどうか、自分を確かめる。なんなら、ネットでクチコミまで調べる念の入れようだ。本当に慎重になった。こういうところにも押し寄せる年齢の波を感じずにはいられない。いや、経験値が上がって、無駄なものを買わなくなっただけだと信じたい。(M)

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