Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2014年5月23日(金) 「髪」

若かりし日とは、美容院にて「岡田准一の髪型にしてください」と注文し、惜しげもなく恥を振り撒いていた日々のことである。時は経ち、今では髪型という概念は存在しない。こう書くと、光輝いているイメージもあるが、そういうことではなく髪型ごときにこだわらなくなったのである。今は1,000円カットで「1/3くらい切ってください」としか注文していない。巷では「ボブ」や「ソフトモヒカン」やら「スポーツ刈り」やら、髪型には様々な名称がついているが、私の髪型の名前は何か。あえて言うなら俺型であろうが、髪型などどうでもいいのである。気になるのは白髪が増えてきたことだ。つまらぬ苦悩(コーラを飲むか、ダイエットを優先するかなど)はすれど、原因は歳を重ねてきたことによる老化だ。白髪が気になるほど歳を重ねたのなら、きっとどこに出しても恥ずかしくない紳士になると信じていた若かりし日。今はただ精神年齢と白髪に相関関係がないと認めるに至ったのみである。精神は一向に老化しないどころか、中学生から成長の痕跡はない。老化の数少ない取り柄、大人力は全く身につかず、これではまったくもって白髪損である。精神を鍛えて、白髪に相応しい大人となるか、精神年齢に見合うために外見を幼くするか。大きな岐路に立たされている。(HK)

最近のエディターは、どうも加齢ネタが多いような気がする。どうも自分(たち)を振り返ってみてみると、気になるのはそういうネタが多いようだ。最近、HK同様、美容院へのリクエストが変わった。「とにかく、毎日の手入れが楽な髪型にしてください。ワックスもムースも何もつけたくありません」というのが、私のリクエストだ。美容師さんは「またか」と苦笑いしながらも、とにかくリクエストに近づけようとしてくれる。以前はいろいろこだわりがあったが、今は「楽が一番、変じゃなきゃいい」が目標になってしまった。先日、同い年の友だち4人で集まった。そのとき、髪の毛の悩み話になったのだが、白髪派(2人)と薄毛派(2人)に分かれた。薄毛派から見れば、白髪派がうらやましいのだが、白髪派は白髪派で、苦労があるらしい(頻繁に染めるとか、毎朝30分以上、白髪を探すとか)。加齢に逆らうことなく、自然に、そしてステキに歳を重ねるというのは、本当に難しい。ここ数年、自分の写っている写真を見るのが苦痛で仕方ない・・・。(M)

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