Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2014年3月28日(金) 「リベンジ」

もともと「リベンジ」と言えば「復讐」という意味が強かったのだと思うが、今は「雪辱を晴らす」という意味で使われることが多いようだ。暗いイメージから、明るく前向きなイメージに変わって、きっと「リベンジ」という言葉も喜んでいることだろう。今週末、私は「リベンジ」のため、あるレストランを訪れるつもりだ。食べ放題のお店で、前回はすぐにお腹がいっぱいになってしまい、大して食べることができなかった屈辱の場所である。大好きなデザートにもたどり着けず、悔しい思いをした。しかも、そのお店に隣接していて、お店で使っている食品などが買えるショップも、夜7時で閉店していて入れなかったのだ。昨日、浅田真央選手が見事な演技で、オリンピックのリベンジを果たした。それにインスパイアされたので、私もあのお店に行って、「リベンジ」したい。私はただ食べるだけだが・・・。(M)

リベンジと言われても困る。勝ち続けてきた。常に勝者だった。リベンジは他者の使うべき言葉であり、私は常に向かってくるリベンジを簡単にあしらう側、、、だったらいいのになと思うが、常にリベンジをし続けなければならない状況にもかかわらず、リベンジに意識が向かない。負けに慣れすぎたのかもしれない。実は我が家系は百地三太夫の末裔であり、代々虎視眈々と織田家に復讐せんと機会を伺っているというのは無論妄想である。夏場、よく蚊に刺されるが、リベンジせんと手で叩き殺そうとするが、蚊は私の手をすり抜ける。結果的に生き物の命を奪うという大罪を犯さなくて済んでいるものの、リベンジは果たせず。せめて私の悪血で腹でも壊せと祈るだけである。蚊の排泄がどうなっているのか知らないが。ああ、百地三太夫の末裔だったら、天正伊賀の乱を詳細に記し、おのれ信長めと書いて、本文章的には大団円のはずだったのだが。落としどころのないこの文章のリベンジも当然しない。(HK)

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