Editor's Room

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2014年2月28日(金) 「好きなおでん種」

大学生の頃、おでんのことを「おでんでん」という女がいて右拳を固く握りしめた記憶はどうでもいいとして、好きなおでんのタネは卵と厚揚げとこんにゃくである。おでんはそればかり食べている。おでんというと味の染みた大根が一番であるとする考えが主流であり、それを否定するものでもないが、私は卵と厚揚げとこんにゃくだけを貪り食っている。おでんというと、おそ松くんのチビ太の持つ、一番上が三角形のこんにゃくの串刺しのおでんを一度食べてみたいが、ついぞ出会ったことはない。もちろん串刺しのおでんを常に片手に持っている少年にも出会ったことはない。食べてみたい気もする。ただ、串刺しにして、長時間空気中にさらしても刺さった状態のおでんとなると、それはある程度の固さが必要であり、何はともかく乾燥もしているだろう。美味しそうなイメージだけで留めておくのが肝要だろう。(HK)

ここ近年、おでんが好きになってきた。歳を取った証拠だとあまり認めたくないが、現実を受け入れざるを得ない。おでんの中では、ジャガイモと卵とはんぺんが好きだ。逆にHKが絶賛しているこんにゃくには手を付けない。いくら煮ても味がしみ込まないこんにゃく。どんなに食物繊維がたっぷりだと言われても、どうも食べようという気にならない。味がしみないんだから、普通にお湯でゆでて食べたらどうだろうと思うが、そんなことを言っては、こんにゃくファンに叱られそうだ。はんぺんも、プカプカ浮いてて味がしみ込まないじゃないかという意見もあるかもしれないが、うまい具合に浸かれば、味がしみ込むから、沈みっぱなしなのに味がしみ込まないこんにゃくとは話が違う。なんだかすっかり「アンチこんにゃく」のようなことばかり書いたが、私が好きなおでん種はジャガイモと卵とはんぺんである。(M)

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