Editor's Room

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2014年2月21日(金) 「コーヒー」

人生にカフェインは欠かせない。ボストン茶会事件で、ボストン港をティーポットにして以来、アメリカ人は紅茶をボイコットしてコーヒーを飲むようになった。ただ、愛国心だけでは、カフェインの枯渇が補えず、後世のコーラ誕生に結び付いたという後日談は、それぞれのカフェインの含有量は全く考慮に入れていない、私の全くの妄想の内だけにある。私はコーヒーは全く飲まない。必要なカフェインはコーラから摂取している。アメリカ独立戦争前後の反英主義からコーヒーをボイコットしたアメリカ人のように、反米主義からコーヒーと紅茶を忌避しているわけではない。そもそもコーラこそアメリカ文化の象徴であり、コーラだけで簡単に「U・S・A!U・S・A!」とアメリカの愛国心に便乗できる。コーヒーは、味は苦く、切れ味のないもわもわした臭いは、いつまでも口にこびりつく。あげくに胃は荒れに荒れる。私にとっては、コーヒーとは苦い豆の出汁に過ぎず、砂糖とミルクを大量に投入しなければ、飲めるような代物ではない。よくコーラをそんなに飲むから太るのだと御節介な指摘をされるが、大量の砂糖とミルクを投入したコーヒーでも太ってしまうだろう。紅茶を飲めばいいかもしれないが、紅茶も結局は大量の砂糖を入れてしまうため、太るのは変わらない。(HK)

私の人生にコーヒーは欠かせない。No Coffee, No Life。たぶん、ほとんど中毒なんだろう。好みは深煎りの苦いタイプ。酸味が強いタイプはあまり好きではない。ここ10年近く、スター●ックスのフレンチローストを家でも愛飲していたが、最近、それに代わるコーヒーと運命的な出会いを果たした。そのコーヒーは新潟のコーヒー屋さんのオリジナルなので、お取り寄せしている。ビンボーでも、ここだけは譲れない。No Coffee, No Life。強すぎない苦みの後にやってくる、すっきり感。淹れてから少し時間がたっても、味が落ちることもない。美味しいコーヒーとの出会いは、感動的である。しかし、まずいコーヒーとの遭遇もなかなか衝撃的である。飲む前に、香りである程度、味は予測できるが、たまにその予測をもはるかに超えるまずいコーヒーもある。というわけで、飛行機の中では、安全策を取って紅茶を選ぶことにしている。そして今、私のデスクにはお気に入りのコーヒーがある。「やっぱり、これこれ」と今朝もそう思った。(M)

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