Editor's Room

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2014年2月14日(金) 「雪」

雪が降っている。オフィスから窓の外を見れば、頂から底まで白い。天才的で創造的なアイデアは、当然ながら今日も湧き出ず、頭の中は白い。夜にかけて、天候がさらに荒れることが想定されるため、今さらながらの新年会は中止となった。ベルギービールは雪に連れ去られ、代わりに試供品のビールがやってきた。今日は自宅で雪見ビール(無料)も悪くはないが、少しでも積もろうものなら、積極的に雪かきをしなければならないという空気が自宅を包んでいる。先日の45年ぶりの大雪の時、能天気にもバカンスに出掛け、我が家の雪かきまで全て隣に住む義両親にやっていただいた。負い目は相当なものである。少しは役に立つ男であると、義両親にアピールするために、いざ積雪に立ち向かわんと武者震いしているが、今晩は帰ったらすぐにビールを飲みたい。コンクリートジャングルのシティーボーイとして育ったので、雪かきできる自信もない。(HK)

今年は雪が多い。普段、めったに降らない地方に、どっさり降っている。今年はどうなっているのだろう。私は子どもでもないし、もちろん犬でもない。それに庭もないけど、なんとなく庭をかけまわりたくなる。寒いのは大嫌いだけど、雪だるまを作りたくなるし、なんなら雪合戦だって楽しそうに思える。雪には不思議な力がある。が、現実は厳しい。電車は遅延するし、道はすべる。自転車は役に立たなくなる。家の前の雪かきだってしなくてはいけない。これがまた、かなりの重労働である。雪の多い地方に住んでいる方を尊敬する。家の前で滑って怪我をした人から、訴えられたらどうしよう・・・などとアメリカ的な考えが頭をよぎる。純粋に雪を楽しめる子どもが羨ましい。(M)

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