Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2014年1月10日(金) 「走る」

走るということは、自己と精神、肉体との対話。箱根駅伝の走者も常に心と肉体と対話しながら、限界に挑戦しているのだろう。私も無心で走り続けると、自分自身から声が聞こえてくる。膝から「痛い!疲れた!」という悲鳴。心から「もうやめようよ…」との声。優しく素直な性格が災いして、即座に心と肉体の声を採用し、走るのを中断する。走り始めて数百メートル。もはや勇往邁進は不可能だ。部署内で皇居ランをしようという話しが出ている。早々に断固拒否を表明したものの、走るわけがないと思われていた面々が前向きに参加を検討している。部署内、見渡す限りユダだらけ。四面楚歌とはこれか。項羽の無念さ、今我に…。先日時間があるからと、ランナーたちの邪魔となること承知で、お堀沿いを普通に歩いてみた。機能性の高いファッショナブルなランニングウェアに身を包んで、風を切って走る何人ものランナーを見て、痛感した。皇居ランに参加するには、かくもオシャレさんでなければいけないのかと。20年位前の部活のジャージで走る人なぞ、一人もいない。松戸辺りに住んでいるのに、わざわざ都心で走る気概、気合がひしひしと伝わり、その敷居の高さに慄いた。さらには横っ腹を押さえて苦悶の表情をしている人もいない。春日部辺りから出てきて走っているだけに、走り続けられる体力もある。いくら皇居ランに誘われても、私には拒否することしか選択肢はないのである。(HK)

ただただ山道(あるいは海沿い)を走っているだけなのに、どうしても毎年見てしまう箱根駅伝。その姿に、1年間頑張ってきた大学生たちのドラマが見えるからだろうか(とか言いながら、○○大学の監督、かっこいいなとか思っている自分もいる)。テレビで見るのが一番だとは思うが、一度くらい沿道で応援に参加してみたいと思っている。個人的には、数年前に走ろうとしてみたことがあった。肩こりをほぐすためだ。走り出して・・・意外と体が重くて、意外とすぐにバテて、意外とスピードも遅くて、自分で自分にビックリした(笑)。しかし見事に肩こりは改善された。1回目から効果が感じられた。「走るって素晴らしい!」と思ったのもつかの間、2回目から腰痛に襲われ始めた。肩にはいいが、腰には悪いらしい。何回かすると、今度は膝にきはじめた。肩にはいいが、膝にも悪いらしい。蓄積された疲れと、筋肉痛もある。というわけで、肩以外の箇所の不調がひどく、走るのをやめた。そしてもれなく肩こりも戻ってきた。仕方がないので、今年はウォーキングでも始めようと思う。「走る」のはそれからか・・・。(M)

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