itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2013年11月8日(金) 「楽器」
絶望的にリズム感がない。母は近所の子供たちにピアノを教えていて、胎教でクラシック音楽を聞かせたりしたようだが、効果はなかった。母のピアノがあまりに下手なのか、レコードプレーヤーが壊れていた可能性は捨てきれないが、胎教の意味のなさを、身を以て証明しているだけかもしれない。子供の頃、少しだけピアノをやったことがあるが、やすやすと上達するようでは、生ける胎教意味なしの名が廃る。音符の動きに指が全くついていけない。表向きは指が短いせいだと片付けているが、音感のなさ、または脳から指へ正常に信号を送れない運動能力の欠如を痛感している。だが、人生は長い。まだ楽器を諦めるのは早いかもしれない。もしかしたらまだ才能があまりに熟睡しているだけであり、ひとたび才能が開花したら、有名プロデューサーとなって、楽曲を提供したアーティストたちはHKファミリーと呼ばれるようになるかもしれない。今やりたい楽器はドラムである。ヘビメタのドラマーみたいに、長髪にして、隆々とした筋肉を激しくドラムを叩きまくるのだ。プロデューサーを目指すにせよ、ドラマーを目指すにせよ、来世頑張ろう。(HK)
「ピアノの弾ける男性は、魅力3割増」という持論に則って、子どもにピアノをやらせている。楽天のマー君の精神力と生命力の強さを見て「強くなって欲しい」と思う気持ちが湧いてくるものの、人には向き不向きと言うものがあるので、そっちの方向に進むのは諦めた。だがピアニストにする経済力も、ピアニストになる才能もないので、目標は「さらっと自然に弾けること」である。とっかかりだけは早く、3歳で習い始めたのだが、転居などで3か月ピアノに触れない時期があった。再開するにあたり、楽譜を見せると♪を指さして、「この黒いの何?」と聞かれ、私はドリフや吉本新喜劇ばりにズッコケた。すごい「忘却力」である。それからは中断するのが怖くなり、毎朝15分、ピアノに向かわせるようにしている。上達の兆しは見えないが、最近気に入っている言葉「A Quitter never wins」を胸に、とにかく続けることを目標にしている。(M)