Editor's Room

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2013年10月18日(金) 「フリーマーケット」

最近、家にある不用品を大量に処分した。断捨離とかいうヨガと片づけを強引に結びつけたような高尚な考えからではなく、引っ越しにあたっての、引っ越し代の節約および小銭稼ぎである。少しでも子供のおむつ代、親子のコーラ代の足しにしたい。不用品はリサイクルショップで処分した。殆どは二束三文だったが、あるボールペンは3,000円で売れ、思わぬ高値に売っていいものだったのか煩悶したこともあった。ただ、問題は値がつかずに戻ってきた、リサイクルショップにとっては全く価値のない不用品である。これをどう処分するか。浮かび上がったのは、フリーマーケットへの出店である。どこのブランドだか分からない服、ガラクタなど誰が買うんだかと思うのだが、フリーマーケットとはそもそも蚤の市、ガラクタ市であり、きっと捨てる神あれば、拾う神ありだろう。ただ、調べてみれば出店料が掛かる。出店料を上回る利益を上げる自信はない。さらに客と言葉のキャッチボールもしなければならないという。コミュニケーションを楽しめだと。とんでもない話しである。こちらは自動販売したいのである。友人にフリーマーケット好きがいるから、彼に託すべきかどうか。いや、奴は売り上げを猫糞するのに躊躇しない男だ。仕方ない。賎しい考えを捨てて、勇気をもって捨てよう。今ある不用品に、もう価値はない(金銭的な)。(HK)

HK同様、最近、不用品の処分をした。大半は子どものオモチャで、祖父母が買ってくれた割と高価なものである。だが、シーズン遅れとなっているし、もう使わない。でもフリーマーケットに出店する手間も時間ももったいないし・・・。かといって捨てるのも気が引けるので、段ボールに入れて、「ご自由にお持ちください」と貼って、家の前に置いておくことにした。家の前は、幼稚園児も小学生も通るので、使ってもらえるならありがたい。というわけで、夕方まで放置しておいた結果、ほとんどのものはどこかの子どもに引き取られていった。空っぽになった段ボールを見て、そこはかとなく漂う満足感。あまりに楽しかったので、家の中で必死に不用品を探してみたが、もう何もなかった。それならば、と、あやうく不用品じゃないもの(つまり必要なもの)を出しそうになったところ、やっと冷静になれた。あのおもちゃたちは大切に使われているだろうか。ちょっとトイ・ストーリーの世界を感じた1日だった。(M)

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