Editor's Room

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2013年8月9日(金) 「肝試し」

グローバリゼーション、ダイバーシティが更に進むこれからの時代、求められているのは「鈍感力」だ。私にとって都合がいいからだ。もちろん鈍感のせいで素敵な女性からの好意的な視線に気付かなかったことは全くの妄想であるが、鈍感のおかげで冷たい視線に気付かずに済んでいるのは確かなことだ。鈍感力のおかげで、肝試しも感情の起伏なく、穏やかな気持ちで取り組めるのかもしれないが、肝試しをする機会もないので、よく分からない。もしかしたら三方ヶ原の戦いでの徳川家康公並みに恐怖に震えるのかもしれない。だが、そもそも肝など試す必要などあろうか。家庭でも会社など、どこでもいつでもいくらでも肝を冷やす機会はある。飲み会から帰ってきて家の玄関を開ける際、上司や同僚が私を呼び止める際など、その度に恐れおののく。肝試しをしなくても分かっているのだ。私の肝がちっぽけなことを。(HK)

試す必要もないほど、私の肝は小さい。テレビの心霊番組やちょっとした怖いシーンでもニワトリもびっくりなくらい鳥肌が立つ。ホラー系の映画は見られない。たとえ名作でも、絶対無理である。「リング」を読んだ日からしばらくは、それを思い出して、眠れなかったほどだ。子どもだましレベルのお化け屋敷でも、入るのに相当の覚悟を要する。しかも「キャーキャーー」言っても、かわいく許される年齢はとっくの昔に終わっている。うちの家人は、肝試しも平気だったし、火の玉も何度か見たらしいが、一切、怖くなかったと言っている。だが、そんな人でも、飛行機は今でも怖いというから、不思議なものだ。(M)

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