Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2013年4月19日(金) 「珍味」

エディターを書くにあたって、日本の珍味を調べてみたが、カラスミとウニ以外は、個人的に厳しいものが多かった。以前もエディターで書いたイナゴの佃煮を上回る「ザザムシの佃煮」という珍味を発見し、虫関連は本当に苦手だと再確認した。世界の三大珍味として有名なのは、キャビア、フォアグラ、トリュフだが、これはどれも大好物だったりするのは、虫ではないからかもしれない。ちなみに、エスカルゴはぎりぎり食べられない。そういえば、おつまみのことを「珍味」と呼ぶのはどうしてだろう?コンビニで買えるのに。少し調べてみたが、理由はわからなかった・・・。変な知的好奇心が刺激されてしまったので、また調べてみようと思う。(M)

一線を超える。仕事帰り、上野発の東北本線の向かい合わせのボックス席で、私は一線を越えた。ビールを空けたのだ。通勤電車でビールを飲むなんてと批判の声もあろうが、上野発の電車は車内でお酒を飲んでも許容される、何とも人に優しい暖かい空気が流れている。ここは楽園か?いいえ、埼玉です。車内で酒を飲んでいるサラリーマンを目にするたびに、私は感慨にふけるのである。私はなんて素晴らしい沿線に住んでいるのだと。一度ビールを空けた経験さえあれば、同じボックス内の四人全員がビールを無言で飲んでいたときもあり、一線を超えることに躊躇はなくなる。次の一線は社内でおつまみの珍味の封を開けることだ。記憶の中に入っていくと、中学生時代にたまに使っていた常磐線の車内は酒と珍味の匂いが染みついていた。ノスタルジーなのかもしれない。車内で酢いかなどの匂いが鼻孔に入ってくると、どうしても自分もつまみたくなってしまうのだ。一線を超える日も近いかもしれない。ただ超えてはいけないような気持ちもする。心が揺れ動いている。珍味うまいんだよな。(HK)

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