Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2013年4月5日(金) 「図書館」

本をチェックするときは、本屋さんへ行く。雑誌や書き込む冊子以外は、タイトルをチェックし、図書館で借りる。節約のためでもあるが、モノを増やしたくないというのも大きく影響している。以前は、ぶらりと図書館に行ったりもしていたが、最近はネットで読みたい本を予約して、ピックアップしに行く。便利になったものだ。問題は、順番待ちがとても長いことだろう。今、3冊ほど予約をしているが、一番早いもので14番目、一番遅いもので127番目である。順番が回ってくるころ、果たして私はまだその本を読みたいのだろうか・・・。(M)

本は所有したい。所有することによって、読みたいときに好きな本を読め、一生紐解くことのなさそうな難解な書籍を本棚に飾ることによって頭の良さそうな人を演じることもでき、自己の成長に何ら影響のない99%の本は、風呂などに持ち込んで、ゆっくりと読むことができる。ただ、所有するには、それなりの対価が必要となってしまう。権力者より「欲しがりません、勝つまでは」が標語として掲げられてしまった我が家では、勝つまでは本も自由に欲しがってはいけない風潮がある。さらには、そもそも何に勝つのか全くもって不明なので、いつ自由に本を買えるのか、一切が五里霧中だ。所有欲ではなく、読書欲だけなら、図書館は役に立つ。図書館で借りた本を、わざわざ本棚に飾ったりはしないし、風呂の中に持ち込むというような一市民としての公共心を損なう行為は慎まなければならないが、読むことだけはできる。ただ、図書館に行くのが面倒だ。書店は日常生活の動線上にいくつもあるが、図書館は動線上にないため、わざわざ図書館に行くという意思がないと、なかなか足を運べない、デブ精ということもあるし。わざわざ図書館まで行って貸し出し中だったときは腹が立つし、返却が面倒でついつい返却期限を数日過ぎてしまい、一市民としての誇りが傷ついてしまうこともある。せめて動線上に図書館があれば、もう少し図書館へ行く頻度も高くなるのだが。(HK)

itoh.comトップ > エディターズ・ルーム > 2013年バックナンバー

go Pagetop