Editor's Room

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2012年12月21日(金) 「今年を漢字1文字で表すと」

みなさんご存知のように今年を表す一文字は「金」に決まった。なんともめでたく、素晴らしい。私はと言えば、ずっと今年1年を思い出し、漢字に当てはめようとしてみたが、どうしても前向きでポジティブな漢字が出てこない・・・。なんと悲しいことではないか。そこで、来年の目標になる漢字を示したい。「整」である。来年は、生活全般をきっちり整えて生活したいと思う。子どもが生まれて5年、一度も整理したことのない写真から、大量の備蓄食料、着なくなった洋服、デスク周り、そして物理的なものだけでなく、心身ともに整った生活を送りたいと思う。来年末に、このお題で書くときは、「整」が選べるようになっていますように。(M)

年末になると、毎年このお題だ。お題選定者(MとHK)の高齢化による硬直化のせいだ。惰性で毎年このお題にして、毎年書くのに苦しんでいる。学習しないのも高齢化のせいとしたいが、それは子供の頃からだ。毎年思うが、四字熟語ならどんなに楽だったことか。毎年「喜怒哀楽」として大団円、もういくつ寝るとお正月となるのだが、一字のために苦しんでいる。そもそも漢字一字だと、一字分の意味しか含めることができないのが、何とも勿体ない。漢字は二字以上の熟語となることによって、漢字の持つそれぞれの意味が絡み合って、溶け合い、味わい深いものになるのだ、熟成されて麦芽とオークの薫りが溶け合うスコッチのように。スコッチはほとんど飲んだことないが。そんな可能性を秘めた漢字をたった一字に抑え込むなど、犯罪だ。漢字一字など樽単体であり、樽をかじって、何が楽しいかと声を大にして主張したい(普段、家では蚊の鳴き声のような声でしか話さないため、喉は元気なのだ)。ここまで書いてきて、感情を抑えきれず支離滅裂になってきてしまった。このエディターズルームは当サイトにおける九龍城であり、クリスチャニア。字数制限もなければ、書くことも制限されていないので、このまま暴走し続けて、逃げ切ることも可能だが、お題には誠実でありたい。お題選定者が私なので。「米」だ。今さっき「あきたこまち」をもらったばかりなので、米のように粘り強く噛み続けることによって、おいしい甘みを感じた2012年であったことにする。(HK)

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