itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2012年10月19日(金) 「学園祭」
学園祭・・・なぜだか何の思い出もない。他校の学園祭にも行ったりしたが、それでも特に思い出らしいものはできなかった(それか、すっかり忘れているか)。唯一、思い出すのが、どこかの学園祭で食べた「アイスクリームの天ぷら」である。初めてだったので、ものすごく衝撃を受けた覚えがある。美味しかったな~、誰と行ったか、どこで食べたか、何も覚えていないけど(笑)。和食のお店で提供しているところもあるらしいが、どうせなら、作ってみたい。でも、私が作ると、アイスクリームが油の中で破裂したりしないかなあ(自分の腕がまったく信じられない)。(M)
サンバをやろうとラテンアメリカ研究会の門を叩いたところ、そこで行われていたのは「コンドルは飛んでゆく」などのフォルクローレ(アンデス音楽)だった。部室にいるのは、ギターを握りしめた怖い女先輩。おごってくれなかった新歓コンパ。「キャンパスライフのエンジョイ」という幻想からいち早く冷め、早々とそのサークルから名誉ある撤退をして以来、サークルには入っていない。結果、学園祭とは無縁の大学生活を送ることとなった。学園祭シーズンとなると、私の目の前にあるは、広大な秋休み。学園祭中、何をしていたかはわからないが、どうせ私と同様に、暇を持て余しては精神を昇華し続けた結果として、肥大化しすぎた自己をどのように回収していいか分からなくなったゼミの連中と、ダラダラ遊んでいたのだろう。ところが、東京外語大学の学園祭に遊びに行ったときに、このような無為な時間の過ごした型に後悔してしまった。外語大学では各専攻が出している各国料理の出店がひしめいていたのだ。楽しかった。私も、せっかくイスラム史のゼミに所属していたので、ゼミでケバブでも焼いていれば、小銭も稼げて、さらには「キャンパスライフをエンジョイした」というプライスレスな思い出を手に入れたというのに。だが、肥大化しすぎた自己を持つ男たちしかいない出店など、華やかな学園祭に相応しくないだろうし、「キャンパスライフをエンジョイしたい」というやる気があれば、とっくに別のサークルに所属して、学園祭を謳歌している。(HK)