Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2012年5月10日(金) 「資格」

履歴書には資格を書く欄がある。少しでも多くの項目を書こうと、つい書いてしまうものがある。「書道五段」。ウソではない。小さい頃から書道をやっていて、確かに段位を持っている。だが問題は・・・「書道五段」と書いている私の字が下手だということだ。つまり「信憑性がない」のである。筆を持って書く字はいいのだが、ペンや鉛筆になると、とたんに「下手字」になってしまう。自分でも不思議だ。そういえば、細筆で名前を書いたりするのは苦手だったなあ。だったら書かなきゃいいのにと思うけれど、「資格」と聞くと「書道」をまず一番に思い浮かべてしまう。信憑性を持たせるべく、ペン字でも習うべきだろうか・・・。(M)

功するためには運根鈍が必要であると聞いた。私は、周りが自己研鑽に励んでいるのに気付かず、いつの日か幸運が転がり込んでくることを根気強く待ち続けた。待ちに待ち続けた結果、私は世間を戦い抜くための資格という武器を何も持っていない状況に陥った。全くの丸腰である。欧米では、LOVE & PEACEなどと言いながら、丸腰をアピールするために素っ裸でデモをしている人がいるらしい。なるほど平和主義者とは丸腰でなければならないのだ。武器がないことは誇り。世界平和という大それたことではなく、家庭平和を希求している私にとって無資格とはあるべき姿なのではないかと理論武装したころ、家庭平和を実現するためには外で戦って勝ってからだという。考えてみればパックス・ロマーナに象徴されるように、平和を実現するためには力が必要だ。パックス・オクサマーナが我が家において実現するためには、外に出て戦うのは我が家の先兵として資格という武器を身につけなければならないのかもしれない。(HK)

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