Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2012年3月23日(金) 「酒」

響きが嫌いなのだが「下戸」である。一切、飲めない。一滴も飲みたくない。お菓子に入っているお酒で酔っ払う。フルーツのシロップ漬けをお土産で頂き、会社で食べたら、その後、仕事にならなくなったという痛い経験も持っている。チョコレートボンボンもブランデーケーキも私にとってはアルコール類である。私ほどになると、アルコール殺菌剤が苦痛だ。あのレベルで、身体に変化を来たす。どれだけアルコールに弱いんだ?と自分でイヤになる。基本、割り勘では負ける。飲める人が羨ましい。生涯、一度でいいから泥酔して記憶をなくしてみたいものだ。(M)

ペルシアの詩人ウマル・ハイヤームは言った。「酒を飲め、​高悲しみの多い人生は眠るか酔うかして過ごしたらよかろう」と。 人生にたいした悲しみはないが、​眠るか酔い続けながら人生を過ごしたいと切に思う。思えば、 最近泥酔していない。泥のように飲み、泥みたいなものを吐き、​泥のように眠る、あの感覚。翌朝「もう一生酒を飲まない」 と固める決意。泥酔できない原因は、​いつも頭をよぎる家にいる妻の存在である。杯を傾ける毎に、 遠い自宅で静かに高める怒り。普段の鬼の形相から、​徐々に閻魔大王の形相となっていく。あくまで想像上だが。 これで宴席に集中できるわけがない。多少酔ったところで、​自宅に着くころまでには肝はすっかり冷え切り、 緊張で体は硬直する。自宅のドアのカギを開け、待ち受けるは。。​。(HK)

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