Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2012年1月13日(金) 「なってみたいヒーロー/ヒロインは?」

ヒロインというイメージからは程遠いが、サザエさんになりたい。小さな事件は起きるけれど、明るく楽しく平和な世界でのびのびと生きている姿に憧れる。タラちゃんはいい子だし、マスオさんもやさしい。カツオにイラっとさせられそうだが、その辺はテキトーにあしらうとして。サザエさんなら、毎日が明るく始まり、明るく終わりそうだ(まさか、深刻な悩みなんて、ないですよね・・・?)。最初、このお題について考えたとき、ドラマティックな映画のヒロインばかりを探していた。でも、いろいろ見てみたら、みんな結構、大変そうだなと思った(笑)。やっぱりサザエさんがいいなんて思うあたり、私も変わったなあ。(M)

妻のことではないが、小学2年生の頃、将来の夢に「ケンシロウ(北斗の拳)」と文集に書き綴り、我々草食男子陣を恐怖のどん底に陥れた女子がいた。我々の心身を蹂躙しつくした後に転校していったのだが、彼女に対抗するために強大なヒーローに憧れることはなかった。悪に立ち向かうことをテーマに幼児向けにはアンパンマンがあり、少年向けには各種戦隊ものがヒーローとして用意されているが、どれもすぐ暴力で解決しようとして、教育に悪い。「ペンは剣よりも強し」というではないか。ただ「学問戦士ガリベンジャー」など、遊びたい盛りの子供が見るとは思えず、NHK教育テレビでしか放映しそうになく、PTAしか推奨しないだろう。それよりか「話合戦士ハナシアイタインジャー」として、全ての対立関係を話し合いで解決するヒーロー、またはそもそも敵対するのは良くないということで、「根回し戦士ネマワシンジャー」の方が大人の実社会では役に立つかもしれない。ただ、そうした大人の社会で役に立つヒーローになったところで、「ケンシロウになりたい女子」に立ち向かえる自信はない。(HK)

itoh.comトップ > エディターズ・ルーム > 2011年バックナンバー

go Pagetop