itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2011年11月11日（金） 「屋台」
子どものころは屋台のおでんとラーメンに憧れていた。なんか、大人だけが許される空間という感じだからだ。でも大人になってからも行くことはなかった。なぜだか、とても敷居が高い。その点、車でやってくるランチなどに便利な屋台は気軽に行ける。手軽で安くて、おいしい。アメリカなどのホットドッグやカレー、ポップコーンなどの屋台も頑張らなくても買える。しかし、やっぱりおでんとラーメンは無理だ。あの「のれん」が私を拒んでいるような気がしてならない。今年の冬も、きっと「のれん」に拒絶されて、憧れの屋台に入ることはないのだろう。常連さんがいたら、一緒に行くといいんだろうな。（Ｍ）
屋台のおでん屋で飲んだくれ、屋台のラーメン屋でしめて、寿司屋の折り詰めを手土産に千鳥足で帰宅することは小学生以来の夢だが、いまだ実現できていない。ケンシロウ（北斗の拳）になりたいなどと恐ろしい夢を文集に書き綴っていた女子に比べて、なんとも現実的でささやかな夢なのだが、実現できていないのはひとえに勇気がないからだ。どうも屋台で飲むには勇気がいる。ケンシロウになりたかった女子によく泣かされていた男が勇気など持てようか。妻に楯突く勇気はエベレスト登頂に匹敵するほどの難関だが、屋台で飲む勇気ぐらいは持ち合わせたい。だが、現実から遁走した先の海外では不思議と屋台で食事を済ますことが多い。簡単に食事でき、うまいからだ。そして何より一人で食事するためにレストランに入るには、勇気がなさすぎるからだ。勇気がほしい。タイ料理の屋台があったってね、「やー！タイ！！」と親父ギャグを披露する勇気はあるのに。（HK）
