Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2011年11月4日(金) 「デザート」

食事のたびにデザートを食べるのは、やややりすぎだろうか。それくらい、デザートは私の生活とは切っても切り離せない。HKがなんと言おうが「別腹」である。ご飯を食べるときから、すでにデザートを念頭においている。「アレを食べるから、ご飯はこのくらいにしておこう」という感じで、どっちがメインなんだか分からない状態だ。ただ寄る年波には勝てず、さっぱりとフルーツを選ぶことが増えてきた。以前はがっつりとパイやタルトを食べていたのに。健康にはいいのだろうが、寂しい限りである。(M)

「デザートは別腹」などとふざけたことをぬかす者がいるが、そのあまりに太すぎる胴回りが別腹ではないことを雄弁に語っている、誰のことかは言わないが。別腹という詭弁を弄することによって、着実に脂肪が蓄積されることがなぜ分からないのか。まこと理解に苦しむ。私を見よ、と言いたい。別腹などという詭弁が入り込む余地のない、言い訳しようのない完璧な腹を。欲望に導かれるがまま、コーラを飲み、ビールを飲む。肉を食らっては炭水化物を摂取する。〆はデザートを頬張る。デザートのない食事は画竜点睛を欠くとまではいかないが、時に物足りなくなるときがある。アイスを少しだけと思ったが最後、欲望が満たされるまで食べてしまう。ああ、虚心坦懐、己を見つめて律しなければならないのだ。ただ、己を律したところで100年後には誰もが同じような骨だけの体型になる以上、欲望に従順になったほうが得なのではないかという刹那主義に走りたくなるときもある。書いていることがよく分からなくなってきたが、デザートは人を刹那にしてしまうほどの魅惑があるということを言いたいだけだ。なので、食べる。(HK)

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