Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2011年10月28日(金) 「自転車」

昔、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの翻訳の仕事をしたことがある。もうずいぶん前の話だ。自転車レースなんて、まったく興味がなかったので、用語からルールまで、全部一から勉強した。個人競技であり、チーム競技であること、チーム内でもいろいろと葛藤があることなどを知って、とても興味を持った。ランス・アームストロングもそのとき知った。難病を克服し、さらにトップを走り続ける彼のすごさに感動した。そして過酷でありながらも、そのレースや走る選手の美しさに魅せられた。スポーツ専門チャンネルでないと、あまり目にしないスポーツだが、機会があたら、ぜひ見てもらいたい。という私は、毎日、子ども乗せ用自転車に乗っている。現実的だ。(M)

首都高速の袋小路、首都高速埼玉新都心線の長いトンネルを21世紀のトラバントと(私だけに)呼ばれているボロボロの愛車で走っていたところ、若い男が自転車を必死に漕いでいた。自転車の車道走行の原則が厳しくなることによって、自転車を普通の自動車と勘違いし、このような明らかな道交法違反が激増する気もする。車道を走るということは、当然走行車線の遵守や、歩行者信号ではなく自動車信号の遵守が求められるわけであり、いままで歩行者感覚だった自転車の走行方法について、大きく意識を変えねばならない。ただ意識を変えるのはなかなか難しい。家の駐輪場に放置してある我が家の朽ち果てた自転車を見るたびに、もう自転車に乗る機会はないのではないかと思ってしまうため、この機会に完全に自転車から卒業するのもいいのだが、歩いて5分の距離も車に頼るという地球環境保護主義者から見たら、卒倒してしまいそうな生活になってしまう恐れもある。(HK)

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