Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2011年7月15日(金) 「暇つぶし」

やっぱり暇といえば、電車、バス、飛行機などでの移動時間だろう。1時間くらいなら、何人かにメールを送ってから寝る。寝過ごしそうになるくらいの熟睡ぶりだ。飛行機も国内なら、数時間なので寝る。海外の場合は、行き先にもよるが、1つのことでは時間が潰れない場合が多い。映画を観ても、本を読んでも、寝てみても、なかなか着かない。一通りのことをやってからが、暇つぶし能力の発揮のしどころだ。元来、ゲームはやらない。映画、読書、睡眠以外の暇つぶしなんて思いつかない。ひとりのしりとりほど、つまらないものはないし。で、結局、目を閉じ、瞑想に至る。最初はあれやこれや考えてしまうのだが、そのうち、静かな時間がやってくる。眠っている状態と覚醒している状態の、ちょうど間くらいだろうか。しかしその充実した静かな時間は長くは続かず、知らない間に寝てしまっている。結局、寝てるやないか!と自分で突っ込みを入れることになる。(M)

普段の生活において、暇な時間などないと断言できる。さすが多忙を極めるエリートビジネスマン。世界中を駆け巡り、社のグローバル化に奔走しているのは同僚であり、私は多忙ではないし、エリートでもないし、そもそもビジネスマンかどうかも怪しい。とはいえ、暇な時間がないといえるのは、やりたいこと(生産的なものはない)が多いからである。暇とは時間に拘束されている環境下のもと、行動も限りなく制約されているときに発生するものだと思うが、その際たるは長距離国際線の機内である。飛行機に乗るのは好きなので、楽しい時間のはずなのだが、楽しいのは機内食を食べ終わるまでだ。映画を見ればいいし、眠れるではないかという意見もあろうが、今の飛行機は自分でビデオを操作できるため、すぐに早送りをしてしまって、大団円を見て満足してしまう。所要時間約10分。職場では毎日のように死闘を繰り広げている睡魔は、今なら全面的に無条件降伏するにもかかわらず、一向に襲撃する気配はない。雲海がなく、陸上を飛行しているならば、地図を片手に子供のように無邪気に窓にへばりついていれば退屈もしのげるのだが、海や雲海の上だとどうしようもない。あまりに暇だと読書もなぜか身に入らない。iPhoneを出して機内モードにして音楽を聞いていたら、キャビンアテンダントに注意される。機内モードだから大丈夫だと言い訳しようにも英語力がない。飛行機に乗るのは旅行のときだけなので、仕事しようにも何もない。せめて機内でインターネットが使えるようになれば、たとえプライベートでの旅行でも仕事や自己成長のために時間を費やし、ゆくゆくはエリートビジネスマンになるはずなのだが。(HK)

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