Editor's Room

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2011年7月1日(金) 「これだけはケチらないもの」

趣味への投資は惜しまなかった。シカゴ学派の経済政策を採用し、趣味の充実において奇跡と称される空前の繁栄をもたらした。ただ原資に限界がある以上、自己成長のための投資を抑制するほかなく、隠していたはずの爪は本格的に行方不明になってしまった。だが旅行、サッカー観戦、パソコン購入、書籍(ビジネス書など自己成長のための書籍を除く)など自分の趣味のためにお金を使えた時代は、大学で落とした無数の一般教養科目の単位のように流れ去ってしまった。結婚後に覇権を握った独裁者によって,今は中世的封建制である。年貢を独裁者に納め、その施しを受ける。僅かな施しでは趣味への投資もままならず、私の趣味バブルは完全に崩壊した。独裁者の匙は息子に向いているため、今後は息子への投資は最大限、私への投資は最小限になるのだろう。(HK)

HKが書いている独裁者は私ではないが、とても似通っていて笑ってしまった。HKの独裁者同様、私も子供への投資(?)にはケチらない。三輪車が乗れるようになったら、喜び勇んですぐに自転車を買う。大きめのものを買う人も多いようだが、またそれは成長したときでいいと思い、今乗れるものを買った。もちろん値段もチェックするが、良いと思えば、躊躇せずにそれを買う。自転車屋でアンパンマンのキックボードを上手に乗りこなす子供の姿を見て、「これもあったほうがいいかな」と買おうとしたが、品切れで買えなかった。自分だけならどうでも良い食事も、子供が食べるとなると、とにかくバランスに気を遣う。一汁三菜を心がけ、お味噌汁には、少ないときで5種類、多いときで10種類くらいの具が入る(ほとんど野菜の味噌煮)。そのおかげか、未熟児で生まれた我が子だが、どこへ連れて行っても「大きいですね~」と言われる。その投資の反動は私や家人に向けられており、自分たちへの投資は皆無。ところでHKの独裁者は自分には投資しているのだろうか?ふと、知りたくなった。(M)

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