Editor's Room

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2011年5月6日(金) 「母の日」

HKと同じく母の日には花を贈っている。今年はオレンジ色のカーネーションにした。ところでHKが言う多くの女性と違って、私は花を贈られても嬉しくはない。花が嫌いなわけではないし、美しいとも思う。しかし、いただいた花束が花瓶の中で枯れていく様子を見るのが忍びなく、花を贈られても、その先のことが心配になってしまって素直に喜べない。捨て時期も迷う。きれいなうちに捨てるのも申し訳ないが、枯れてくると臭いが気になる。そして捨てた後も頂いたものを捨てたという罪悪感に襲われる。というわけで、母の日は通常、プリザーブドフラワーか、鉢植えを贈ることにしている。でも、こんな悩みって私だけなんだろうか。(M)

母の日には母に花を贈っている。子供のころからの恒例であるが、この事実をもって、私をして親孝行だと賞賛されることはやぶさかではない。ところでなぜ多くの女性は花を贈られて喜ぶのだろうか。母は喜ぶので、それはそれでいいのだが、もし私が母なら花をもらっても困る。翌日には枯れさせ、自分の老いと重ねあわせ、悲嘆にくれるだろう。私が安易な性格のため、母になるための冒険(性転換手術をして養子をもらうなど)はせず、父になる道を選んだが、そのおかげで花を贈られることもなく、老いは白髪の増加と内臓脂肪蓄積による新陳代謝の減退などで感じることとなった。(HK)

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