Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2011年3月4日(金) 「文房具」

使うのが苦手な文房具がある。まずホッチキス(ステイプラー)。3回留めて1回はグシャッとなって、やり直しになる。原因が分からないので、現在も失敗を続けている。失敗にも慣れているので、「はいはい」という感じでやり直すだけだが・・・。次に修正液・修正テープ。修正液は乾くのが待てず、上から書いてボコボコにしてしまう。テープのほうもうまく貼れず、使うたびにストレスを感じる。あと、筆ペン。筆ぺんを使うと、下手な字が余計、下手に見える。逆に好きな文房具もある。クリアファイルは、書類などを入れると、急に「きっちり」感が出るので好んで使う。もし生まれ変わって文房具になるとしたら、クリアファイルがいいかなあ。(M)

道具を使用し始めたことがが人類の進化に大きく影響したらしいが、私の成長に文房具が果たした役割は大きい。紙に鉛筆で文字を書くなどという正当な使用方法のほかに、使用方法を応用することも成長にとって大切だと思う。学級会で自分のことを吊るし上げにした女子に対して、消しゴムを切り刻んで投げた瞬間、文房具は武器になる。女子はさらに私のことを吊るし上げするので、さらに私は消しゴムを投げる。とめどもない報復の連鎖。文房具は争うことの醜さ、空しさも教えてくれる。またコンパスの太い針は芸術である。思い切り振ったコーラの缶をコンパスで刺せば、噴水のようにコーラは吹き出る。さらにそれを口で受け止めれば、大道芸だ。この芸術によって、教室内の人気者となり、芸能界を志したものもいるのではないか。大人になって文房具の使用方法を応用することもなくなったが、それは退化と言えるのかもしれない。(HK)

私は機能的なものが大好きだ。どんなに見た目が良くても、使い勝手が悪いものには手を出さない。かといって、いくら機能的でも、見た目がとても悪いというのでは味気ない。そういう意味で、日本の文房具は非常に優れていると思う。機能的かつ、そこそこおしゃれな製品がたくさんある。文房具の製品カタログを見ていると、片っ端から欲しくなるのは私だけではないだろう。さしあたって、ホッチキスで失敗しているというエディターMには、私が今使っている一品をお教えしたい。少しの力で大量の紙を簡単に綴じることができ、さらに綴じた針は平らになる。失敗なんてしようがない。最近はそういう高性能のものがたくさんありますよ、Mさん。(YK)

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