Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2011年2月10日(木) 「歯医者」

いまから十数年前、お客様と一緒にゴルフに行きました。後半、打ったショットが失敗で、「あーあ」と言いながら、片手でクラブをグルングルン振り回しながら歩き始めたところ、カン!とクラブが前歯に、、、。あっと思ったら、なんとクラブのヘッドが当たり、左の前歯が欠けてしまったのです。前歯以外の場所に一切当たらなかったので、いったいどうやって振り回していたのか、いまだにナゾです。その場ですぐに歯医者に電話をかけて予約を入れ、その翌日、無事に欠けた前歯は復旧しました。それが歯医者とのながーいおつきあいの始まり。それを機会に治療が始まり、そのうち、噛み合わせが悪いかも、ということで、矯正まで発展。昨年ようやくすべて終わり、いまはクリーニングのみで通っています。わたしにとって、歯医者はすっかりおなじみの場所。楽しみとまではいいませんが、歯のメンテナンスは気持ちいい。歯がメンテナンスされているというのは、なんとなく自信につながるような気がします。(C)

最もキライな場所が歯医者である。仕方なく通ったのが10年前。「数ヶ月に1回は、メンテナンスに来て下さいね~」と言われながらも、1度も行くことがなかった。そして先月、子どもの歯にフッ素を塗ってもらうついでに、しぶしぶ、自分の予約も入れた。まずは子どもの番。泣きも逃げもせず、とても上手に口を開け、「キーーーーン」という音に怯えもせず、歯石まで取ってもらった。「すごい!こんな3歳はいません!褒めてあげてください!」と歯医者さん絶賛。褒められる子どもを横目に、親である私にかかるプレッシャーは大きくなった。あまりの私の怯えかたに、子どもが「ぼくが手をつないでてあげるよ」と言ってくれ、完全に立場が逆転した。子どもに手をつないでもらい、治療を受けた。なんとも情けない。さすが10年、放置していただけあって、しばらく治療に通わなくてはならないことが発覚。私は絶望のどん底に突き落とされた。エディターCが言っているように、確かに歯がメンテナンスされていれば、自信につながると思うので、気合を入れて通おうと思う。しかし、毎回、子どもに手をつないでてもらうのは無理なので、不安は大きい。それにしても、歯医者のあの音は、何とかならないものだろうか?夢に見そうだ。(M)

エディターMの最も嫌いな場所が歯医者であるなら、私は最も好きな場所としたいところだが、そういうわけにはいかない。歯を削られているときの、瞬間的に脳天を貫く痛みを想像するので、歯医者の看板を見るだけで恐怖で震えてしまうというのは言い過ぎとしても、好きな場所では決してない。歯科医や歯科衛生士が歯科医院に長時間勤務できるのか、甚だ謎だ。だが、「嫌い嫌いも好きの内」というが、最近は医者に行きたくなった。歯石がたまっているのだ。取り除いたら、さぞかし気持ちいいのではないかと想像している。ところで歯石というのは歯石は歯垢が石灰化したものらしい。唐突だが私がTimeの表紙を飾ることになるだろう。日本中の歯医者から歯石を集めて、石灰として利用すればエコだ。事業化して、またたくまに石灰業界を席巻。ゆくゆくはセメント王として経済界に君臨する。社会還元事業として「人工のパムッカレ」を、石灰岩の採掘で山容が変貌してしまった秩父の母なる山武甲山に作り、観光地化するのだ。アホウドリの糞で出来たリン鉱石のおかげでナウルという島国は近年まで空前の生活水準を享受していた。糞から冨が生まれたのだから、歯石から冨が生まれても不思議ではない。そして何より歯石の方が若干綺麗だ。(HK)

以前から疑問に思っていたのだが、歯の治療をしてもらう時には、目を閉じるものなのだろうか。私はできるかぎり開けていたいのだが、どこを見たらいいかわからなくなったり、水しぶきが飛んできたりするので、途中で仕方なく閉じる。でも本当は、口の中に何入れられているのかとか、これから何をするのかとか、見えた方が安心するので、最後まで目を開けていたい。歯科が苦手だと言う人は「何をされるかよく分からないけど、音がものすごいから痛いに違いない」という恐怖を抱いているだけなのでは、という気すらする。耳鼻科だって鼻やのどに器具を入れられるし、眼科だってまぶたを捲くられたりするのに。確かに歯を削られたら痛いが、治療のための痛みなら我慢もできよう。ということで、エディターMには、頑張って目を開けていることをお勧めしたい。ただし、治療をしている先生の方は「見られていても困るので目を閉じてもらいたいなぁ」と思っているのかも。一度、歯医者さんに聞いてみたい。(YK)

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