Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2010年12月17日(金) 「今年を漢字1文字で表すと」

今年を1字で表すと「復」だろう。ここ数年、体調が悪かったが、少しだけ「復」調した。また3歳の子供から繰り出される「どうして?」「何が?」「なんで?」という質問に、同じような答えを「復」唱し続けた1年でもあった。(例:「今日は曇ってるから、お月様、見えない?(子)」「そうだよ(私)」「なんで?(子)」「・・・。(だ~か~ら~)曇ってるからだよ・・・(私)」)。あと、引っ越した家の修「復」作業のすさまじさ・・・。近所の人から「毎週末、工事してませんか?」と言われるほどだった。来年は「喜」「幸」とまではいかなくても「和」あたりを目指したいと思う。そういえば、亡くなった祖父の名前は「和(やらわ)」だった。なかなか奥深い名前だったんだな。(M)

今年を漢字一文字で表すと「太」である。去年は「肥」だったが、現実を直視するためにより直接的な表現の方が適切だろうと真摯に考え、「太」にする。去年、「今年太ったことは幸せ太りで誤魔化せるが、来年太ったら不摂生による肥満化という事実が暴露されてしまう」と書いたが、文字通り不摂生による肥満化が進行してしまった。去年予定では、今頃は、微笑をたたえた知的な表情、己を律した引き締まった身体全体からは、ほどよい緊張感と品の良さが滲み出るような男になっているはずだったが、ニヤニヤした締りのない顔面、怠惰によって弛緩しきった身体全体からは、限りない脱力感と下品さが溢れる男になっている。だが、未来はきっと明るい。来年の今頃こそ、微笑をたたえた知的な表情、己を律した引き締まった身体全体からは、ほどよい緊張感と品の良さが滲み出るような男になっているに違いない。(HK)

私の今年の漢字は、「転」です。私にとっての今年のメインイベントは転居でした。主人の転勤に伴い、約2年間住んだ神戸から東京に戻ってきました。毎回のことですが、転勤の内示は2週間前。東京に戻れる嬉しさと、神戸を離れる淋しさが混同する中、そんな複雑な感情にゆっくりと浸る間もないまま、慌しく時間が過ぎていったのを覚えています。確か2年前、神戸に引っ越す時も同じような状況だったと記憶していますが。。。引越しはもう3度目。もう慣れてきたはず・・・だったのですが、仕事が忙しくて引越し作業がなかなか捗らない夫に代わり、すべて独りで作業を進め、新幹線に飛び乗り東京へやってきました。2年前、早く神戸の生活に慣れようと、あらゆるネットワークを駆使し、必死で交友関係を広めました。努力の結果、たくさんの友人に恵まれ、充実した日々を過ごすことができました。当初は些細な風習の違いに慣れることができず、新しい環境を受け入れられずにいましたが、様々な人たちとの繋がりを深めていく中で、すべてを悲観的に捉えてしまっていた自分に気がづきました。今では、私の周りにいてくれた友人たちに心から感謝しています。東京の生活でも今まで以上に人との繋がりや絆を大切にしていこうと思っています。(U)

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