Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2010年12月3日(金) 「バス」

お休みの日はバスで移動することが多い。渋滞に巻き込まれて、イライラすることもあるが、バスに乗るのは楽しい。座席もスペースが決まっていて、守られているので、のんびりできるし落ち着く。30分以上乗るときは、まずは雑誌を読んで、それから眠る。あの揺れが眠りを誘う。私の好きなスピッツのある曲の中に「バスの揺れ方で人生の意味が分かった日曜日」というフレーズがある。深い。深すぎてよく分からない気もするが、なんとなくバスに乗っていると、意味が分かるような気もする。日曜日、バスに乗るたびにこのフレーズを思い出し、なんとなく人生の意味について考えたりする。でも結局、揺れに負けて寝てしまうんだけど・・・。(M)

下川裕治氏の『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)という本がある。東京から出発するアジア・ハイウェイ1号線をトルコ・ブルガリアの国境までひたすらバスで乗り継いでいく紀行だ。乗り物にひたすら乗るのが好きだし、大半の区間を除いて整備された道路と高性能のバスで快適な旅が約束されているようなので、チャレンジしたら意外に楽に行けるのだろう。ただ私は長距離のバスに耐えられる身体ではない。致命的な身体的欠陥を抱えている。頻尿なのだ。なので、トイレのない長距離バスなんて絶対に乗れない。悪いことに国によって長距離バスでは手厚いサービスをしている場合があり、トルコでは乗務員がチャイやコーラなど飲み物をふんだんにくれるのだ。私は、サービスは基本的には受け取る主義なので、当然くれるだけもらう。そしてすぐに尿意をもよおし、脂汗を握り締め、苦悶の表情を浮かべながらの、次のトイレ休憩まで地獄のバス旅行になってしまうのである。(HK)

場所柄、オフィスの近くで観光バスをよく見かける。バスってこんなにいろんな種類があるんだ、とびっくりすることも多い。全国から相当数のバスがやってきているのだろう。時折オフィスの窓から武道館の駐車場を見下ろすと、そこに色とりどりのバスが並んでいることがある。「今日は何のイベントで、みんなどこからやってきたのかな?」と思ったりして。ちょっぴり、バスに乗ってどこかに出かけてみたくなる。(YK)

itoh.comトップ > エディターズ・ルーム > 2010年バックナンバー

go Pagetop