Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2010年11月12日(金) 「遺跡」

旅行に行って、遺跡群に目もくれず買い物に走ったり、または現地人とコミュニケーションばかりする人がいるという。もったいないことだ。私にとっての理想的な旅行とは、修学旅行だ。スタンプラリーのように観光地を巡るのが好きだ。とくに遺跡が好きである。ただ、遺跡を楽しむためにはある種の精神力が必要である。そのため私は常に高みを目指して日夜精進してきた、妄想で全てを手に入れるために。ただ妄想力を手に入れた結果、トプカプ宮殿のハーレムに行って鼻の下を伸ばしたなどと下衆な話をしたいわけではない。女の園というと、そこは愛憎と嫉妬が渦巻く男にとっての地獄であり、女性を御する能力が著しく欠如している私は、振り回されている姿を想像しては恐怖に震えていたのである。現実でも恐怖に震えているが、トプカプ宮殿での恐怖は妄想に過ぎないので、現実の恐怖よりかはましだ。遺跡には様々なロマンがある。ローマ時代のモテる男である私はコロッセオで行われる剣闘士の試合へデートのためにいく。大人しいと思っていたデートの相手が試合が始まるや否や「ぶち殺せーー!」と絶叫することを妄想して、またもや恐怖に震えるのである。恐怖に震えてばかりだが、遺跡で昔の時代を妄想すること自体は楽しい。(HK)

旅行はリゾート派と観光派に分かれるが、私は観光派だ。旅先では、のんびりしないで、いろいろと見て回りたい。が、このお題について書こうと思ったら、書けることが何もなかった。私は今まで何を見てきたのだろうか・・・。そういえば、もう10年以上前、登呂遺跡に行ったが、それ以外は遺跡らしい遺跡を訪れたことはない(と思う)。どこが観光派だ?行ってみたいところはたくさんあるので、1箇所ずつ回ってみたいが、最近、のんびりする旅行にも憧れるようになってきた。リゾート派に傾きつつある自分を否定できない。日焼けはいやなので、海には行かないと思う。それでも海を見ながら、ゴロゴロしたい。美味しいものを食べて、眠くなったら昼寝をしたい。ナスカの地上絵、マチュピチュ、万里の長城、インドの数々の寺院、ギリシャの遺跡、ピラミッドなどが遠ざかっていくのを感じる。(M)

残念ながら登呂遺跡も訪れたことがない。私の知っている古代遺跡は、もらった絵葉書かTV映像から得たイメージがすべてだと思う。あるいはインディ・ジョーンズとか。ハリソン・フォードやアンジェリーナ・ジョリーみたいなお宝ハンターが、悪の組織と競争しながら数々のトラップを潜り抜けて…というあれだ。完全にファンタジー。それに興味がないというわけではないが、どちらかというと私は自然が創りあげたものを見たい。今行きたい国ランキング1位はチュニジアなのだが、知人はカルタゴ遺跡を見たいと真っ先に言ったのに対し、私はサハラ砂漠で夕日を見たいと言った。カルタゴ遺跡に行けば、少しはイメージが変わるかな。(YK)

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