Editor's Room

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2010年10月22日(金) 「○○の秋」

食欲の秋である。「天高く馬肥ゆる秋」という故事成語があるので、秋晴れの空の下、秋の味覚を堪能しつくしたいところだが、故事成語の元来の意味は「北方の騎馬遊牧民族(匈奴)が夏の間に肥えさせた馬を駆って襲ってくるから警戒せよ」である。現在では牧歌的な意味となってしまったが、食欲への警戒が足りなかったからこそ、この牧歌的な腹が出来上がっているわけだから、これ以上の腹部の増大化の危険を継承する上で、この故事成語は私にとって有効だ。秋はスポーツの秋でもある。汗をかくのが嫌いな私の唯一の運動部経験は小学四年時のゲートボールクラブだったため、スポーツの秋という言葉は、学級ファシズムの嵐が吹き荒れる運動会でしか縁がなかった。もし運動部に入っていたら、明朗快活な好青年になっていたところだったのに、惜しいことをしたものである。ただ帰宅部生活を謳歌した身としては後悔の波に押し流されることはない。ただ、もし部活にジュンガル部や完顔部があれば、部活動をしてこなかった後悔の念も生じていただろう。(HK)

夏の疲れがどっと出てきた。今年の夏は本当に暑く、体に悪いと分かっていても、冷たい飲み物を手放せなかった。そのツケがまわってきたのだろう。それに加え、今月、引越しもした。なんだかんだとトラブルが多く、9月末から苦情を言い続け、1ヶ月たった今は、見事なクレーマーに成長した。苦情を言うのも本当に疲れる。不具合はまだ解決しておらず、油断できない状況だ。体の疲れと気疲れが重なって、夜、起きていられない。何かしようとしても、11時には沈没している。疲れているが睡眠だけはたっぷりだ。なので、この秋は「睡眠の秋」ということにしたい。夏の疲れは寝れば取れるだろうし、家のトラブルも寝ればなんとかなるだろう(ならないけど)。あまりにしっかり寝るので、ダンボールが一向に片付かないが、睡眠優先で、これは仕方ないとしよう。(M)

今年に限ったことではないのだが、ズバリ「今年のうちにやっておこうと思っていたことをふと思い出して、にわかに焦り始める秋」だ。あたたかいスープや風邪薬のCMを見かけるようになり、年賀状がどうの、年末年始の旅行がどうのという話題を耳にするようになるこの季節。「もう今年も終わりか~。1年早かったな~」などと、勝手に年末気分になったりもするのだが、いくらなんでもそれは早すぎるか。だが、きっとすぐにやってくるであろう本当の年末も、できるだけ心安らかに迎えたい。ということで、まずは以前お世話になった上司に、久しぶりに連絡をとってみようと思っている。(YK)

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