Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2010年7月16日(金) 「プール」

プールに最後に行ったのは、たぶん5年、いや6年前のシンガポールだったと思う。かの有名なラッフルズホテルのプールだ。たぶん、もう2度と行くことのない場所。突然の思い付きだったので、水着も現地調達、1000円くらいのを買った。周りの人たちは、白いデッキチェアで、しゃれたドリンクを飲んでいた。カッコイイ、サマになる、私にはできない技だ。若い頃は「もう少し大人になれば」という言い訳を自分に対してしていたが、れっきとした大人になった今、そんな言い訳もできなくなった。ただ「場に慣れていない」「分不相応」なだけだということを、ひしひしと感じる。それでも宿泊客である以上、プールを使用する権利はある(権利を主張するあたりが、さらに貧乏くさい)。めいっぱい泳いで、めいっぱい騒いだ。今でもたまにあの澄んだ少し冷たい水を思い出す。ラッフルズホテル、貧乏人にいい思い出をありがとう。(M)

小学生の頃は水泳は唯一得意なスポーツだったが、中学から15年以上プールに立ち入らなかったおかげで泳ぎをすっかり忘れた。「埼玉の前畑」という異名の行方は何処かに行ったのだろうかと悲嘆にくれたが、当時からそのような異名はない。最近行ったプールはハワイアンズ、つまりは常磐ハワイアンセンターである。そのような場でトビウオのような華麗な泳ぎを披露するわけもなく、ただただ醜い腹をさらけ出して、プカプカ浮かび、狂乱状態の子どもたちの邪魔をしただけだ。昨年新婚旅行で行ったタヒチのホテルにプールがあり、暇つぶしに泳いでみた。ホテルのプールで泳ぐイメージはハリウッドスターの優雅な平泳ぎだが、私のはカバの犬掻きだっただろう。とはいえ、カバの犬掻きも泳いでいる立場からすれば優雅である。(HK)

プールというと流れるプールとかウォータースライダーとか庶民的なものしか思いつかないが、そもそももう7,8年いっていない気がする。大人になるとプールと縁がなくなるのかもしれない。そう思った自分は、来週会社の夏合宿では水泳の選手に立候補してみた。久しぶりに泳ぎたいという気持ちとそもそも運動を全くしてない自分はいま泳げるのかという不安とどうせやるなら勝ちたいといういろんな気持ちをおりまぜて久々のプールにのぞみます。(D)

もう数年前のことだけれど、高校卒業後○周年という同窓会があった。高校1年生のときに同じクラスだった男の子に話しかけたら、その人が言うではないか。「実はボク、Cさんに告白することがあるんだよね、、、」。当時、好きだったという告白かと思ったら、ぜーんぜん違った。高校1年生のときのプールの授業で、彼が男子更衣室の壁にあいた穴から女子更衣室をのぞいたら、ちょうどその穴の前で、わたしが水着に着替えていた、というのだ。そして、その後、恥ずかしくて、わたしと話せなくなったんだって。そう言われてみると、たしかに高校入学当時は話していたのに、その後、あまり話さなくなったような記憶がある。もともと、どちらかというとおとなしめの人だったので、なんとも思っていなかったが、実はそんな過去があったなんて!!! さすがに高校卒業後、○年経つと、いろんなことが明らかになるものです。あとで聞いたら、そののぞき穴は、男子のあいだでかなり有名な話で、だいたいみんな、そこから女子更衣室をのぞいた経験があるらしい。(C)

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