Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2010年7月9日(金) 「選挙」

今回の参議院選挙は不在者投票となった。よく自分の一票など何も影響しないから、投票しても無駄だと選挙に行かない人もいるが、私は、いつも税金を巻き上げている国が、せっかく与えてくれた権利なので、行使しないと悔しいから足を運ぶ。話は変わるが、この電子化が進む社会において投票が手書きである。おかげで、わたしのミミズののたうち回った字を、恥ずかしいことに開票作業をする誰かに混迷の時間を与えることとなる。投票の権利のお返しに、私の芸術的書体を国にプレゼントしているのだ。(HK)

選挙の前になると、選挙カーが街中を走るようになる。選挙以外の時も、たまには民意を調査するために街に出ればいいのに~と思いながら見ている。選挙日は、テレビは選挙番組一色になるが、開票率1%でも「当確」が出たりするので、いつも不思議だなあと思って見ている。テレビ局によって違ったりするし。それに「当確」と出ていて、落選したケースも少なくない。それならもう少し開票してから「当確」を出せばいいのにと思うのは私が無知だからだろうか。それでも国民である以上、必ず選挙には行く。そして自分が投票した人の総獲得票数を見て、あの中の1票が自分の1票なんだなあと、少し嬉しい気持ちになる。今週日曜も選挙に行って、あの不思議な小さな嬉しさを味わいたいと思う。(M)

テレビを見ない、新聞を読まない自分は、最寄り駅のロータリーで演説が始まっていたり、駅へのエスカレータの前でビラが配られていたりするのを見てあぁ、始まったんだなと思う。普段自分が情報を得ている場所はネットがほとんどなのだけれど、早くネット上での選挙活動が解禁されればいいのになぁ、と思う。選挙カーみたいにうるさくないし、今時は動画で公開するのも割とお手軽にできるからね。(D)

街で選挙カーと出くわした時、ちょっぴり気まずいかんじがするのは私だけでしょうか。ウグイス嬢が極上のスマイルを浮かべて手を振っている。その視線がふとこちらに向けられて、ばっちり目が合ってしまった時。慌てて目を逸らすのか、負けずに笑顔を返すのか、無表情で視線を受け止めるのか。一瞬でさまざまな選択肢が頭をよぎります。つられてうっかり手を振り返せば、すかさず「ご声援ありがとうございますッ」と盛り上がってしまうし。笑顔で会釈する人間を無視するというのも、なんとなく申し訳ない気もするし。ウグイス嬢もお仕事だから、そんなこと気にしてはいないんでしょうけど。(YK)

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