Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2010年6月25日(金) 「朝の支度」

僕は朝が苦手なので、朝必要なものはなるべく前日の夜のうちに支度しておきます。支度といっても、電車の中で読む参考書、充電した携帯と場合によっては人に返す本をカバンに入れるくらい。あとは、翌日に着るシャツを用意しておいたり。前日に準備してありますが、朝は全く余裕がありません。なぜならばギリギリの時間に起きてしまうからです。朝は起きてから歯を磨いて顔を洗って寝癖整えて着替えて朝食用に買っておいたヨーグルトを飲み込んで……起きてから20分後には最寄の駅のホームに居ます。(D)

惰眠を貪っていたところ、物音に気づいて目覚める。妻が家を出て行こうとしているのだ。慌てて起床して見送る。真面目な妻は出社時間は早く、始業時間の50分前には出社しているため、朝が早いのだ。私は始業時間の50秒後に出社しているため、朝は遅い。テレビをぼんやり見ながら、歯磨きをし、し終わったら妻が作ってくれた朝ごはんを、歯磨きのせいで味が分からぬまま喉に流し込む。ダンディーな男とは朝シャワーを浴びるものだが、何てことはない。寝汗をかいて汗臭いからシャワーで洗い流すのだ。シャワー中にヒゲを剃るが、カミソリ負けして流血する。風呂場の黒カビが気になり、カビキラーを振りまいて、塩素臭くなる。シャワーから出て髪を乾かす。まだ乾かす必要があるだけの髪はあるが、白髪が目立ってきたので、抜く。色男はたいてい香水を振りまくものだが、私は制汗スプレーを身体に振りまく。たまに間違えて妻の髪をセットするスプレーを振りまく。着替えようとすると、シワシワのシャツしかない。もう家を出る時間だが、出社途中に広末涼子に出会う可能性を捨てきれず、アイロンをかける。出社予定時刻を過ぎ、会社に着くのは始業時間の50秒後だ。(HK)

今朝の起床は5時50分。最近では目覚まし時計がなくても、これくらいの時間に起きられるようになった。しかし目覚まし時計がなくて起きられるからと言って、決して機嫌よく起きているわけではない。2度寝への誘惑を断ち切って、起き上がるので機嫌はすこぶる悪い。まずカーテンと窓を開ける。顔を洗って麦茶を飲んで、朝ごはんの準備に取り掛かる。冷蔵庫にある野菜(今朝はナス、玉ねぎ、人参、大根、カボチャ)を切り刻み、鍋に投下し、お味噌汁を作る。6時半ごろ家族が起きてくるので、半強制的にご飯を食べさせる。私の機嫌はまだ悪い。7時過ぎ、やっとご飯を食べると、この辺りから機嫌が少しずつ上向きになって、エンジンが動き出す。子供ができるまでは、朝の支度にかかる時間はほんの30分程度だったが、今ではその何倍も時間がかかる。歯を磨いていても、お皿を洗っていても、「ヨーグルトがこぼれた」「服がぬれた」「これ開けて~」となるため、そのたびに手を止めなくてはならない。お味噌汁の準備がやっとの私は、世の中の働くお母さんの偉大さを毎朝、実感している。(M)

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