itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2010年4月9日(金) 「我が家のハウスルール」
私が我が家の法律だ。一家を支える大黒柱として、また家長として私が法律を決めるのは当然だ。複雑な法体系より、単純な法体系の方が家族の者(妻しかいないが)が遵守しやすいので、我が家の法はたったの1条のみである。たった1条とあなどるなかれ。その1条の価値たるや「モーセの10戒」に等しく、それを侵すことは神への反逆であり、決して許されざる行為だ。妻にも法を厳守するように厳命している。さすがの妻も権威ある主人の制定した法には平伏せざるをえない。その1条をここで披露しよう。「妻に逆らうべからず」我が家のルールの決定権が私にある以上、私の権威は圧倒的であり、その法の中身など枝葉にすぎない。もちろん「夫に逆らうべからず」などという法を制定しようものなら、すかさず私の政権は崩壊してしまうが、家族が従いやすい法を制定することは為政者のあるべき姿である。また別の見方をすれば、オスマン帝国のカピチュレーションが強国たるオスマン帝国が弱国たるフランスに恩恵を施したごとく、この法は私が恩恵的に妻に施したともいえる。亭主関白という権威は、さだまさしの「♪関白宣言」を絶頂として、後の数十年間で坂道を転がるだけ転がり落ちて、いまや燃え盛る大阪城と共に豊臣家が滅亡したごとく滅び去ってしまいそうだが、私は自身我が家の法を決めることによって、亭主関白としての権威を絶対的なものとした稀有な存在である。(HK)
うちのハウスルールは、外から帰ってきたら必ずうがいと手洗いをすることである。特に子供には手を洗わないとオモチャを触らせないくらいの徹底ぶりだ。しかし自分には甘いので「まあいいか」と、たまにさぼると結構な確率で病気になる。うがい手洗いをバカにしてはいけない。昔はうがい手洗いは私の習慣として存在していなかった。しかし一度、習慣になってしまうと、やらないと気持ちが悪くて仕方がない。ハウスルールなので、我が家に遊びに来てくれた人にもルールに従ってもらっている。他にもハウスルールがないか考えてみたが、思いつくのは、「焼き魚」のときには「白菜の煮物」が出てくるとか、夕飯の後にはフルーツを食べるとか、カレーの翌日はカレーとか(明らかに便宜上)。なんだか食べ物に関するルール(?)ばっかりだなあ。(M)