itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2010年3月5日(金) 「おつまみ」
男は自分にないものに憧れる性質がある。それゆえ男はスポーツ選手に憧れ、電車に憧れる。また男の中の一部は男には美しさがないと女性に憧れる人までいるという。私の心の大きさは、蚤から見たら広大な猫の額ほどなので、宇宙に比べれば塵ほどに矮小な海に憧れる。私は海産物が好きだ。とくに海の生態系の頂点に君臨するイカとタコだ。イカとタコのどこが生態系のトップに君臨しているのか訝しむ声もあろうが、イカには大王がいて、タコは海よりも広大な宇宙を支配している。このように海と宇宙に君臨するイカとタコを貪り食えるのは人間の傲慢さか。これらは通常の食事としても絶品だが、酒の肴としても最高だ。イカの塩辛とタコぶつの美味さは神の領域を侵すほどだ。これだけでお酒を何倍でも飲めてしまう。そして神罰が当たり二日酔いに苦しむ。(HK)
お酒が飲めない。まったく飲めない。だがおつまみが大好きなので、お酒の場もまったく苦痛ではない。特に好きなのは枝豆だ。飲める人にはわからないと思うが、枝豆とウーロン茶はとても合う。枝豆、ウーロン茶、枝豆、ウーロン茶と繰り返しているうちに、あっという間に目の前に枝豆の抜け殻が山積している。家でも枝豆をゆでたりするが、塩加減がイマイチだったりするので、やっぱり枝豆はお店で食べるのが一番だと思う。お酒を飲まないのに、突き出しも嬉しい。あのちょっとしたサービスが私の心をくすぐる。韓国料理を食べに行くと、この突き出し的なものが頼まなくても山のように出てくる。これもまたウーロン茶によく合う。しばらく居酒屋にも行ってないなあ。最近のおつまみのトレンドがあれば、ぜひ教えてほしい。(M)
ウーロン茶にも、おつまみという概念があるんですね。初耳です。一般的には、おつまみというと「お酒の合間につまむもの」という意味合いだろうと思うのですが、私にはその感覚があまり理解できません。もちろん、エディターMとは全く別の理由からです。私にとっては、お酒も料理もどちらもメイン。おつまみ、などと言って添え物のように扱うなんて料理に失礼です! 例えば、キリリとした日本酒と身の締まった淡白な白身魚の刺身。どちらも単品でいただくより、併せていただいた方が断然おいしいと思いませんか。というわけで、私にとってのおつまみとは、その席でのおしゃべり内容を指すかも知れません。おいしいお酒とおいしい料理が両方揃い、そこに楽しい話題が加わって、初めて満足のいく宴席となる。というのが持論です。あ、先週のお題みたいになってしまいました。(YK)