Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2010年1月15日(金) 「成人式」

子供じみているとよく言われるが、原因ははっきりしている。成人式に行っていないからだ。成人の通過儀礼を経験していない以上、三十路街道を歩もうとも、精神的に子供であることに不可解な点はいささかもない。ただ成人式に行ってさえいればとも思う。行っていれば、今頃は将来の宰相候補として有望な若手政治家になっているわけでもなく、幻の「ちゃんとした大人」になっているわけでもなく、結局は現状とあまり変わらないだろう。私の成人式の日は大雪が降っていたので一日中コタツで丸くなっていたと思う。このことにより私は犬ではなく、猫であることが証明されるわけでもなく、成人式に震えながら出席し責任ある自立した社会人としてより良い社会の創造に貢献していくことを決意することよりも、怠惰を選んだことを証明するものである。もし晴れていたとしても成人式には行かなかったと思うが、怠惰を選択したことを隠蔽する意味で、大雪は良い口実となった。(HK)

私の成人式は今日、1月15日だった(今はもう違うみたいですね)。両親が振袖を準備してくれていたし、同級生に久しぶりに会えると思い、いそいそと帰省した。着付けのために、当日は早朝起床。半分眠りながら、髪の毛を結ったてもらったり、着つけられたりしていた。記憶もうっすらだが。私なんかはまだいいほうで、予約が遅かった人などは前日に髪を結い、夜、そのまま寝ることもあったらしい。そこまでするか!?という感じだが、そういう人もずいぶん多かった。たぶん、私が着物を着たのは七五三以来だったのではないだろうか。確かに着物は苦しかったが、昔の仲間にも会えたし、大人になったんだな~という実感もあったので、なかなか充実した1日だった。あのころに戻れるなら、ぜひ戻りたいし、成人式にもまた出てみたいと思う。若いって素晴らしい。(M)

私も戻りたいです、あの日に。でもそれは、もう一度青春を謳歌したいとか、若返りたいとかそういう意味ではありません。あの日、美容院でされた髪型&メイクを別のところでやり直したい! 本当に、あれはひどかった。朝5時起きで連れて行かれた近所の美容院で、すべての支度を済ませようと思ったのがいけなかったのか。鏡を見て、タヌキのようになった自分の顔に衝撃を受けました。しかしもちろん、それをやり直す時間もなく、そのままの姿でたくさんの写真に写ってしまったのです。できればあの写真を、一枚残らずすべて抹消したい。本当なら、素晴らしい一生の思い出になるはずだったのに・・・。(YK)

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