Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2009年9月25日(金) 「根性」

根性とか、アツいといえば、やっぱり松岡修造さんでしょうか。闘魂派の方はアントニオ猪木さんかもしれませんが。松岡さんと言えば、常に一所懸命(一生懸命ではなく、一所を好むそうです)で、アツい男、根性の塊のような人です。テニスを通じて、子供たちに頑張ることを教えている番組を見たことがある方も多いのではないでしょうか。最初は、そのアツさに圧倒され、それが笑いになり、最後にはそれが感動に変わります。泣きながら子供に懸命に話しかける姿に、こちらも涙が出ます。私もこういう人に子供のころ出会いたかったと思います。食べるときも寝るときもアツく、常に一所懸命でなければ、相手に対して失礼だという松岡さん。あのアツい生き方のマネは到底できないけれど、ときどき思い出しては、わたしも頑張ってみようと思うのでした。(M)

豪の者ではなく、軟の者である私は当然根性を見せるのは好きではない。中学・高校では文化部・帰宅部の風潮として努力や根性を見せないことが賞賛されていたせいである。絶賛されるのは努力しない(努力している姿を見せない)で勉強が出来ることであった。私は努力しないで勉強も出来なかったが、根性よりも洗練さを選んだといえる(風貌が洗練されていないことは今触れるべき論題ではない)。だが慙愧に耐えないことに、もし同じ結果なら根性を見せないほうが得だが、根性を見せたほうが結果が良くなることはよくあることだ。下手の横好きの草サッカーとはいえ、モチベーションの差で結果が変わるのは十二分に体験している。途中で試合を諦めて大量失点を重ねるのは我がチームの特徴だ。その際私以外の全員に根性があれば、、、と何度思ったことか。ただ類は友を呼び、おそらく私以外の全員も私と同じことを考えているだろう。根性=体育会系ということで色々調べていて知ったことがある。地球の裏側よりも遠い世界である体育会系では「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」というスローガンが掲げられることがあるが、本来の意味は「健全な精神が健全な肉体に宿ればいいのだが。。。」という願望に過ぎない(実際には「健全な精神は健全な肉体に宿っていない」という皮肉)らしい。体育会系ファシズムを体現する言葉として、体育会系を美化していたはず言葉の真意が、実は皮肉ということに、超文化会系人間の私は大いに安堵した。(HK)

バーゲンセールに行く度に、どうも私には根性が足りないなと感じます。先の連休に、たまたま横浜の元町へ行く機会があったのですが、偶然にも半期に一度の元町チャーミングセールの開催中でした。これはチャンスと、人だかりの中へ突進してみたのですが…あっけなく5分でギブアップ。目当ての商品に辿り着くまでの障害を、乗り越えることができなかったのです。通りには商品と人が溢れ出しています。そこを歩く人々の抱えた戦利品と体当たりをし、散歩しているワンちゃんを避け、列に並んで入店をし、商品棚の前で長々と物色を続ける人の脇から無理矢理手を伸ばす。そうしてようやくつかんだ商品は、ワゴンの中でぐちゃぐちゃに絡まっていたりするわけです。考えただけでぐったり。そこまでするなら、高くてもいいから楽して買いたい! と思ってしまいます。これって、やっぱり根性が足りないんですよね。(YK)

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