Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2009年9月11日(金) 「格言」

郭源治(元・中日ドラゴンズ)についてはいくらでも書けるが、今まで郭源治の数分の一も格言について考えたことがないので、書くのが難しい。そもそも格言と名言の違いもよく分からないので混同する可能性もある。ただ孔子は「最大の名誉は決して倒れないことではない。倒れる度に起き上がることである。」と語っているので、大いに混同したい。ニーチェは「才能が一つ多い方が、才能が一つ少ないよりも危険である」と語ったらしいが、これは才能が五つほど少ない私は安全ということを言っているのではないことは明らかだ。五つも少ないと別の意味で危ない。オスカー・ワイルドの「正しい結婚の基礎は相互の誤解にある」は至言だ。格言や名言が歴史を変えるほどインパクトのあるものだろうか。迷言は歴史を変えるときもある。南ベトナムの副大統領夫人マダム・ヌー(当時のゴ・ディン・ディエム大統領には夫人がいなかったので実質的なファーストレディー)は仏教徒弾圧に高下して焼身自殺した僧侶の行動を「あれは単なる人間バーベキュー」と言い放った。この発言はアメリカの怒りを買い、クーデターの一因となって政権が崩壊した。また「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」というマリー・アントワネットの発言はフランス革命のエピソードの一つである。(HK)

私も格言の定義を知りません。さっそく検索してみたところ、真っ先に例として表示されたのが「泣いて馬謖を斬る」でした。三国志の格言らしいのですが、初めて見る言葉です。そもそも「謖」という字も読めません。すると、エディターHKが「馬『しゅく』ですよ」と冷ややかな視線を投げました。そうですか「しゅく」ですか。諸葛孔明の優秀な部下で・・・と詳しく説明をしてくれてありがとうございます。歴史好きな人はさすがです。と思ったのですが、HKに限らず多くの男性は三国志ネタが得意ですよね。私は漫画版三国志を10巻で挫折してからというもの、なんとなく苦手意識を持っています。でも、三国志にしろ、ローマ人の物語にしろ、偉人たちが残したたくさんの格言・名言が詰まっていそうです。そろそろ再チャレンジしてみたくなりました。(YK)

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