Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2009年7月31日(金) 「食べ放題」

食べ放題はあまり行く機会ないので、思いつくのが結婚式の二次会など立食形式のパーティーである。パーティーの場だと常にパーティー会場の壁のシミになるので、中心部に行くことはないが、食べ物の周りも人がたかっていて、なかなか敷居が高いのである。それに食べ放題だと、大抵飲み放題がついてくるものだ。飲み物があるカウンターは一瞬で人が通り過ぎるため、常に支障なく好きなものにありつける。なので食べ物はほとんど食べずに、飲み続けてしまう。そして食べ物の周りに人がいなくなった頃には、酩酊状態になり、食べ物を受付けなくなるのだ。よく食べ放題はどのくらいモトを取るかの戦場だと言われるが、私は最初から無条件降伏だ。常に完敗だ。結婚式の二次会の料金は大抵男の方が女性よりも高いが、無条件降伏している私より料理を貪っている女性を見ても、その分お金を払えとは思わないようにしている。だって男が高く払うのは当然だもの。と思うようにしている。(HK)

たまに食べ放題に行くが、モトが取れた試しがない。でも私には食べ放題に行く理由がある。私も食べる方だが、私の友人たちはもっと食べる。以前、そのメンバーで焼肉に行って割り勘となり、痛い目に遭ったことがある。というわけで、その友人たちといくときは食べ放題を選ぶ。たとえモトが取れなくても、大きな被害も受けない。また大きな気持で友人たちが食べているのを見ることができる。飲み放題に関しても同様のことが言える。私はお酒は飲まないが、それでも飲み放題のセットを選ぶ。たくさん飲んだ人が、多く払わなければいけないこともないし、完全割り勘で飲まない人も痛い思いはしない。お互い気兼ねなく楽しく時間が過ごせる。しかし、どうやったらモトが取れるほど食べられるのだろう。一度くらい勝ってみたい。(M)

食べ放題、、、。大学生の頃だったか、ホテルでやっているケーキの食べ放題に行ったことがあるが、それっきりのような気がする。考えてみると、あまり食べ放題に興味がない。ホテルのバイキングなどで、いろいろ食べるものが並んでいるのを見るとすごーくワクワクはするが、お腹に入る量に限界があることがわかっているので、無理してお皿にもったりしない。つまらなくて、ごめんなさい。食べ放題だけではなく、「~放題」に、あまり魅力を感じないほうかもしれない。「放題」になって、混むんだったら、「放題」じゃなくていいから、すいているほうがいいや~と思う。ひとつのことがし放題っていうよりは、いろんなことをちょこっとずつやれるほうがいい。「寝放題」だけは、ちょっと魅力的な響きだ。(C)

むかしむかしある夜のこと、父に連れられ、兄姉と共にとあるフランス料理屋へ出かけました。料理については忘れましたが、そこで出てきたデザートは、当時子どもだったわたしに大きな衝撃を与えました。食事が終わると、給仕の人がデザート満載のワゴンを押してわたしの横までやってきました(たぶん一番年下だったから)。どれもこれもおいしそうでしたが、中でも大好きなプリンに目が奪われました。それまでプリンといえば手のひらに収まるカップサイズのものしか知らなかったのに、それは直径30センチ以上もある、ピザのように大きなプリンだったのです。それをケーキのように取り分けてくれるのです。なんてすてき!と興奮で目を潤ませ、父と給仕さんを交互に見ながら、どのくらい食べてもいいか聞きました。すると給仕さんは「お好きなだけ」と言うではありませんか。思わず「ここからここまででも?」と何度も指でサイズを大きく変更してみるわたし。しまいには「これ全部でも?」。給仕さんはあっさりにっこり「はい」と。なんという、なんという・・・。そのときの驚きと感動は今でも忘れられません。本当は全部食べたいくらいでしたが、当然胃袋の限界を超えることが目に見えていたため、未練を残しつつも小さなお皿に載るくらいに切り分けてもらったのでした。それでも感動しながら食べました。その後大人になり、デザートを好きなだけ食べて良いというサービスには驚かなくなりましたが、あの夜の出来事は、「フォンテンブロー(店名)の衝撃」として、しっかり胸に刻まれています。長文失礼しました。(MT)

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