itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2009年6月5日(金) 「結婚」
ソクラテスはこう語った。「ぜひ結婚しなさい。良い妻を持てば幸せになれる。悪い妻を持てば私のように哲学者になれる」。妻を持つことは良いこと尽くめではないか。良妻なら幸せになるし、クサンティッペのような悪妻ならソクラテスになれる。最悪でもソクラテスである。ゆえに結婚する。むろん老後の不安など過去から未来に至るまでの諸般の事情が結婚の主因だが。明るく楽しい結婚生活に思いを馳せる。妻に説教され続けることになるが、説教されても全く動じず、その姿勢に激怒した妻に水を頭から浴びせられたとしても「雷の後は雨はつきものだ」と平然と語れるようになれば、私もソクラテスだ。ただ私はソクラテスになりたいなど野望を抱く尊大な男ではない。ゆえにその謙虚な気持ちを汲み取って、妻にはクサンティッペにならないようにしていただきたいものである。(HK)
「結婚」。かつてないほど難しいお題だ。書きたいこと、言いたいことは山のようにあるが、それをここでブチまけたとしたら、多くの人にドン引きされるに違いない。それは避けたい。また書きたいことがありすぎて、スペースが足りないという事態に陥ることも避けたい。私は自分の名字が気に入っている。気に入っていると言うか、もう何十年も使ってきた名前だ。これ以外の名前なんて考えられない。紙を1枚、役所に出すだけで、その瞬間から違う名前を名乗れと言われても、無理である。まさにアイデンティティの危機だ。ミドルネームという選択肢がある外国がうらやましい。クルム・伊達・公子さんもうらやましい。少し前に夫婦別姓が可能になる日も近いという話もあったが、最近はそんな噂すら耳にしなくなった。やっぱり勝手にミドルネームを名乗るしかないようだ。日本人との結婚なら「山田・田中・花子」みたいな感じになるのが、それは仕方ない。周りからはかなり白い目で見られそうだが、それも仕方ない。最後になりましたが、HKさん、どうかお幸せに。(M)
申込書や申請書などで、現在結婚しているか否かを書く欄のあるものがあります。そこに並んでいるのが「既婚」と「未婚」の2つだと、○をつけるときにいつも違和感を感じます。というのも、わたしは一度結婚して、いまは独身だから。結婚を一度経験しているので、正確には「未婚」ではないぞ、と思うのですが、聞かれていることはそういうことではないので、違和感を覚えながらも「未婚」に○をつけます。知り合いに話したら、「そこまで考えなくても、、、」と、言われました。まあ、たしかにたいした問題ではないのですが、別に深く考えているわけではないんです。「既」と「未」の漢字のもつ意味が頭に刷り込まれているので、自動的にそう思っちゃうんですよねー。あれって、なんとかならないのかなあ。「配偶者あり」と「配偶者なし」とかにしてくれるといいなーと思うのですが。それとか、「結婚」と「独身」とかね。(C)