Editor's Room

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2009年5月1日(金) 「手紙」

メールが主流になってから、手紙というものをほとんど書かなくなった。メールが普及する前でも、それほどマメに書く方ではなかったが、それでもレターセットは必ず持っていた。今はそれすら持っていない。たまに手紙をいただいたりすると、「やっぱり手紙っていいな」と思うが、どうしても電話やメールに頼ってしまう。ときどき母がとれたての野菜や果物などを送ってくれるが、荷物の中には必ず手紙が入っている。内容は「体に気を付けて」といった簡単なものだが、それを見るたびにユーミンの曲「ダンデライオン」を思い出す。「ふるさとの両親がよこす手紙のような、ぎこちないぬくもりほど、泣きたくなる♪」という部分の歌詞である。母の手紙を読むときの心境はまさにコレである。ユーミンって本当にすごい。カラオケでこの曲を歌ったりもするが、この部分になると、なんとなくジーンとしてしまう。すごいよ、ユーミン!ネットが普及し、本当に便利になったと思う。でもメールじゃ伝わらないものもあるんだなあと、最近、強く思うのでした。(M)

メールが普及して、ほとんど手紙を書くことがなくなりました。もともと筆まめではありませんでしたが、それでも、旅行先から絵葉書を書いて、実家に送ったりしたものです。でも、いまは、そういうときもメール。かえって頻繁に連絡を取るようになったという側面はあるかもしれません。それでも、「残る」という点で、手紙やはがきに勝るものはないと思います。もちろん、残しておきたくない手紙もあるかもしれませんが、ときどき読み返したくなる手紙もあります。この夏、両親が所用で英国に行くことになり、英国留学の経験のあるわたしに、「ついでに旅行をしようと思うがどこに行くのがいいか」と聞いてきました。「スコットランドのハイランド地方かなあ」などと言っていたのですが、しばらくして母から連絡がありました。わたしが留学中に旅行したアイルランドから実家に送った絵葉書が、なぜか突然出てきたというのです。その絵葉書には、「アイルランドはすばらしい!」と書いてありました。ということで、これは運命と、両親の旅行先はアイルランドに決定。絵葉書が導いてくれた縁です(アイルランドは本当にお勧めの旅行先です)。話は変わりますが、最近、ある人から贈り物とともに手紙をもらい、それがうれしかったので、いつもだったらメールでお礼をするところ、手紙で礼状を出しました。でも、メールでポンポンとやりとりをすることに慣れているので、行ったきりになった礼状に、ちょっぴり不安を覚えている自分がいることに気づきました。礼状というのは、いただいたものに対するお礼ですから、返信を期待するものではありません。それなのに、「届いているのかな?」と思ったりするのです。メールに慣れてしまうと、そういうよけいなストレスを抱え込むことになるのかな、と思ったのでした。(C)

人気者は困る。相手の切々たる思いが伝わってくる手紙をよく頂戴する。読みきれずゴミ箱にそのまま捨ててしまう手紙も多いため、相手の熱い思いに答えきれない自分が悔しいと思いたいが、私は残忍だ。ダイレクトメールに応える気はさらさらないからだ。過去の人生を振り返ってみたら、プライベートな手紙をもらったことはほとんどない。年賀状を除いたら(年賀状もほとんど書かないので、返ってくる数も非常に少ない)、海外留学した友人からの絵葉書が数年に1回あるかないか、または結婚式の招待状ぐらいだ。周りは私のことを世間知らずというが、世間知らずと思われている以上に世の中には私の知らないことがたくさんある。ラブレターもその一つだが、一通ももらったことがない原因をポケベルや携帯メールの普及にしておくと、精神衛生上よろしい。もらったことがないので詳しいことはよく分からないが、純粋無垢な私のイメージするところ、ラブレターというと靴箱なのだが、あれはいかがなものだろうか。若干の懸念を抱かずにはおけない。臭い靴の臭いがラブレターにまとわりつくのではなかろうか。男子中学生や高校生の靴など、例外なく臭いにきまっている。翻って私の靴はおそらくはジャスミンの香りでラブレターを置くには最適な環境ではないかと自負しているだが。(HK)

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