Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2007年10月19日(金) 「社会科見学」

前々回のお題で遠足と社会科見学を混同していた。小2の岩槻のパン工場、小3は野田のキッコーマンの醤油工場、小5の群馬の桐生にある絹織物工場と太田にある三洋の工場は社会科見学だった。私の過ちを糾弾しようと手薬煉ひいている同僚に、ただちに指摘されたが面倒くさかったので放っておいた。隣に座る同僚が週末にビール工場見学に行ったらしく、その面白さを興奮して話している。常に興奮している人なので、実はたいしたことないのかもしれないが、ビールの試飲ができること以外のところでも大変面白そうである。同僚の自分の感じた面白さを相手に的確に伝える能力を羨ましく思いつつも、自分も今度工場見学に行ってみたくなった。大人の工場見学である。ビール工場もいいし、ワイナリーにも是非見学に行きたい。しかし私が最も行きたい工場はコーラ工場であることはいうまでもない。「できたての冷たいコカ・コーラをお召し上がりいただきます。」 おお! 「その他記念品をご用意しています。」 おおおお!毎日飲む飲み物のことは自分の身体のためにも知っておきたいところだ。「瓶と、缶と、ペットボトルのコーラそれぞれ味は違うように感じるが、実際はどうなのか?」といった質問を工場の人に浴びせて、コーラに関しての造詣を深めたいと思う。(HK)

社会科見学に行ったのは四半世紀も前のことですが、鮮明に覚えている場面がいくつかあります。国会議事堂と最高裁判所は、建物の大きさと外観の「石」っぽさ、天井の高さが印象に残っています。最高裁判所では、同級生の男子が裁判官に「お給料はいくらですか?」と聞き、なんて不敵な奴だろうと驚きつつ、怒られないかとびくびくしました。しかし裁判官の答えがどういうものだったかは、まったく覚えていません。新日本製鐵の工場では、オレンジ色に焼けた鉄が、巨大なのし梅のように見えたこと、製鉄には大量の水が必要なので、工場内に水処理工場があるという話に恐れおののいたことを思い出します。明治製菓の工場見学の際は、「お菓子がもらえるらしい」という噂が流れ、最高にわくわくしました。しかし焼きあがったお菓子が選別される工程を見学したとき、ガラス窓にへばりついて「あの、製品にならないお菓子はどこへ行ってしまうの!?」と、世の中の不条理にやりきれなさで胸がいっぱいになりました。身近なところでは、学校の最寄り駅に行って、車掌さんの仕事内容や、車両に書いてある「クハ」「モハ」について説明を受けたりしました。その数日後、得意満面で親に「クハ」「モハ」についての解説を試みたところ、まるで説明できなかったことは苦い思い出です。さきほどインターネットで調べたので、今なら説明できます。そういえばつい数年前にも工場見学をしたことを思い出しました。浜松にあるピアノ工場です。そのとき初めてピアノが「打弦楽器」であることを認識したのでした。工場見学、また行きたい!(MT)

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