itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2007年1月5日(金) 「年頭にあたり」
明けましておめでとうございます。今年もエディターズルームをよろしくお願いいたします。年頭にあたり、特に誓ったことも、気持ちを新たにしたこともないのですが(おいおい)、改めて感じたことがあったので、それを書きたいと思います。私はここ何年か、年末年始は帰省せずに東京で過ごしています。そんな私の元には、毎年、元旦に母から荷物が届きます。中身は三段のお重にセットされたおせち料理、お刺身、ブリ、新巻鮭、おもち、お雑煮セット、(自分では買えない高い)お肉などです。母のおかげで私の食卓は突然、豪華に、お正月っぽくなります。ありがたいと思いながらも、当然のように受け取っていた母からの荷物ですが、これを準備するのにどれくらいの手間がかかっているんだろうと考えてみました。素材をひとつひとつ下処理して、だしを取り、味をつけ、盛り付ける。こんな手間のかかる作業を何年も続け、それを子供(十分、大人ですが)に送る母の姿を思い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。今年は親孝行ができればいいなと思った年頭でした。(M)
年頭にあたって説教をしなければならないのは非常に残念であるが、仕方ない。この時期になると「明けましておめでとうございます」という挨拶が蔓延するが、何がおめでたいのだ。新年だからと浮かれるなと私は一喝したい。私は絶対2007年という年を迎えたくなかった。かといって2006年を繰り返したいわけではないのだが、とにかく2007年が嫌なのだ。今年、三十路に突入してしまう。。。大学生を7年間やっていた(自己弁護すると浪人も留年経験はない)おかげでモラトリアムの感覚が強く、堅い言葉で書くと「タメの連中」と比べて最低でも実年齢より三歳年下の感覚でいたのだが、実年齢は愚かなことにウソをつかない。社内の「タメ年」の人を見ると、落ち込む一方である。子どもの頃、30歳の人は仕事では肩書きがついて、プライベートではマイホームパパをしていそうなイメージをもっていたが、その年齢に達しようとしている私はあまりに幼稚だ。これはいかん。ただ運のいいことに30歳になる9月まで、まだ時間がある。今から世界を統一して皇帝となり、暦のシステムを変えてしまえば(「皇帝は永遠の18歳令」という勅令を出す)、30歳という年齢に悩まなくてもすむが、社内で一番立場の弱い人間が皇帝に登りつめるには9ヶ月はあまりに短すぎる。肩書きも厳しいし、マイホームパパにいたっては皇帝になることよりも絶望的だ。せめて9ヶ月で大人に近づくしかない。ろうそくが燃え尽きる前が一番明るいという。20代最後の9ヶ月を充実したものにして、キング・カズのようなダンディズム漂う30歳を迎えたいと、元旦に盛岡で冷麺をすすりながら考えた。(HK)
2006年が終わりに近づく頃から、2007年が来るのを楽しみにしていました。今年はなんとなく発展の年、という気がしています。最近、その年を漢字で表すと何になるか? わたしにとっての2007年は「花開く」という感じです。年末をイメージすると、熱い1年を駆け抜けたという爽快な達成感を味わっているという気がします。あ、年頭なのに、年末をイメージしてしまいました。とにかく、年が明けてワクワクしているCです。(C)