Editor's Room

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2006年8月18日(金) 「エコロジー」

最近、「せっけん○○」に凝っています。「せっけんシャンプー」「せっけんボディシャンプー」「せっけん洗剤」など、なるべく肌にも地球にもやさしいものを選ぶようにしています。こんな小さな努力で、地球が変わるのかという疑問も浮かんできますが、それでも使うたびに少しいい気分がするから不思議です。私が住んでいる地域は、とにかくゴミの分別に厳しく、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「プラスチック」「紙」「布」「ペットボトル」「缶」「ビン」など細かく分けなければいけません。これが染み付いているせいで、それほど細かく分別しない実家などにいると、罪悪感に襲われます。こう書いているとエコロジーの問題をかなり気にしているように見えますが、私はとにかく不要なモノをどんどん捨てます。その思い切りぶりといったら、エコロジーとはまったく反対とも言えるでしょう。捨てるという罪悪感と、片付いたという爽快感。いつもこの2つの感情の板ばさみに合いながら、モノを捨てています。来年の目標は(かなり気が早いですが)、地球にやさしい生活を送ることにしたいと思います。(M)

最近、シャンプーとか、ボディソープとか、食器用洗剤とか、「詰め替え用」のものが多くなってきました。わたしは結構エコなので、必ず詰め替え用を買います。先日、シャンプーを詰め替えながら、詰め替え用って、企業にとって一石二鳥の商品だなとつくづく思いました。詰め替え用商品を提供することで、環境フレンドリーなことをアピールできて、リピーターの確保もできるわけです。わたしなんて、すっかり詰め替え用に操られています。「違うのを試してみようかな」なんて思ったりもするのですが、かすかな良心の痛みを感じて、ついいつもと同じものの「詰め替え用」を買ってしまいます。それに、詰め替えているときって、妙な幸せ感があるのです。消費者にこんな気分まで味わわせちゃって、詰め替え用ビジネスはすごいなーと感じ入ったのでした。(C)

本音としては地球にやさしくする前に、私にやさしくしろと言いたいところだが、やさしくされる分だけ図に乗る私に対してやさしくしても、残るのは後悔だけだが、地球に対してやさしくすることは環境の保全といった目的はもちろんのこと、「いいことをした」という爽快感をも味わえるのである。私が住んでいる場所はゴミの分別に関しては非常におおらかでペットボトルはなぜか燃えるゴミとして扱っていて、善良な一市民である私は唯々諾々とペットボトルは燃えるゴミとしてしていたが、ときにペットボトルだけ別の袋で出すと「オレだけはちゃんと分別したからね。それに比べて市はけしからんね」とちっぽけな正義感に浸って満足を覚えるのである(もちろん他の燃えるゴミと一緒にまとめてゴミ回収車に放り込まれるので、わざわざ分別した意味は全くないのだが)。私はエコロジーについて考えたことはあまりない。ルールだから、マナーだから、エコロジーにつながるようなことはしていても、エコロジーありきで何かをしたことはない。詰め替え用のシャンプーとかも安いから買っているだけだ。しかし、何かの間違いであったかもしれないものの宇宙船地球号に乗り合わせた限りは、この地球号に何かあったら大変だ。今回これを書いたことをきっかけに少しはエコロジーについて考え、実践していきたいと思う。そして私の周りの人間はたとえ後悔しようとも、何ら疑問を持つことなく私に対する無償のやさしさを実践してもらいたい。(HK)

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