Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2006年1月27日(金) 「インフルエンザ」

昔からなぜか2月によく寝込む。寝込むといっても、かなり重症で、数日は絶対に起き上がれない状況だ。去年、インフルエンザが大流行している2月、私は高熱を出した。インフルエンザならば、48時間以内にワクチンを打ってもらわなくてはならないと思い、近所の病院へ行った。インフルエンザ検査の結果は陰性。ただの風邪でしょうということに落ち着き、抗生物質をもらって家に帰った。熱が少し収まったころ、身体に発疹ができ始めた。「げ!抗生物質にやられた!」と思い、最初の病院が休診だったこともあり別の病院で違う薬をもらった。しかし抗生物質をやめても発疹は悪化の一途をたどり、頭皮まで発疹は広がり、頭がぼこぼこになった。泣きそうになりながら、今度は皮膚科へ。そこでひとこと、こう言われた。「あなた、コレ、誰がどう見ても水疱瘡よ。」 青天の霹靂とはまさにこのこと。子供のころに確かに水疱瘡にかかったと母にも確認したが、どうやら軽かったため、免疫がちゃんとできていなかったらしい。この年齢になって、水疱瘡とは、なんとも情けない。しかし、ちょうど14000円のバレエのチケットを購入していたため、寝込んで2日後、水疱瘡とも知らず私は青山劇場に行った。一緒に行ったのは、インフルエンザで38度の熱で寝込んでいた友人。周りの皆さん、ごめんなさい・・・。でも、水疱瘡にかかる大人なんていないか・・・。今年は正真正銘のインフルエンザに気をつけるべく、うがいと手洗いを徹底しています。(M)

一昨年くらいまで、予防注射なんてバカにして受けていなかったが、ここ2年は、予防できるものはしておこうと思うようになり、インフルエンザの予防接種を受けている。そのおかげかどうかはわからないが、インフルエンザにはならずに済んでいる。とはいっても、これまでもインフルエンザにはかかったことがない。と、思っている。ただ、5年ほど前、1月の半ばに39度を超える高熱を出して、会社を5日間休んだ。あのとき、結局医者に行かずじまいだったので、よくわからないが、あれはインフルエンザだったのかもしれない。私は人生であまり高熱を出したことがないので、あのときの頭のふらふらは鮮明に覚えている。そして、ちょっぴり懐かしい。あのいかにも「病気」という感じが、ちょっといい。でも、今年は年明けからとてもまじめにサプリメントを飲んでいるので、風邪なんてひきそうにもない。サプリメントはバカにならないです、みなさん。(C)

「『ベスト ジーニスト賞』ならぬ『ベストパジャマ+カーディガン賞』があれば絶対お前が受賞する」と友人から嘲笑されるほど見た目は貧弱だが、実際はなかなかの健康体でインフルエンザにかかったことはない。ただ鈍感なだけかもしれないが。小学校低学年の頃、インフルエンザが流行って何回か学級閉鎖になったが、健康そのものの私にとっては単なる休みでしかなく大変嬉しがっていた。しかし大人になってインフルエンザの恐さを知るにつれて喜んでいられなくなった。例えば1918年~19年に世界中で流行したスペインかぜによって当時の世界人口12億人のうち、感染者が6億人で、5000万人が死亡したという。戦争や災害とは比較にならないほど多くの人を短期間で死に追いやったのだ。現在たまに鳥インフルエンザが外国で発生しているが、決して他人事ではない。スペインかぜ当時に比べて医療こそ発達しているものの、交通機関の発達や人口の激増などによって、いつ日本で流行るか分かったものでない。正直に白状するが私は犬を恐れているのだが、犬とは比べ物にならないほどインフルエンザは恐ろしいのである。しかし「インフルエンザに比べられば犬なんてたいしたことない、たいしたことない・・・。」と自分に言い聞かせても、犬の近くをどうしても通らなければいけない場合、この世の終わりかというほどの恐怖に駆られるのは、大局的な視野をもてないだけなのか、それともやはりインフルエンザより犬の方が恐ろしいのか。私にとってはどっちも恐ろしい(HK)

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