Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2005年11月11日(金) 「好きな歌手」

洋楽も好きですが、普段気軽に聴くのは邦楽が多いです。その際、選ぶのは声と詞。好きなのはスピッツとスガシカオさん。言葉の使い方と声が大好きです。スピッツの草野正宗さんは歌詞を書くときは「きっと」とか「ずっと」とかという言葉は、音の響きがよくて、とても便利な言葉であるため、なるべく使わないそうです。そういう安易な言葉に頼りたくないと何かで話していました。それ以来、歌詞に「ずっと」とか「きっと」とか入っている曲を聴くと「響きとか使いやすさで決めたんだなぁ」と思うようになってしまいました。私がすごいなぁと思ったのが「空も飛べるはず」というタイトルでした。「空を飛べるはず」ではなく「も」を使った草野さんって、本当にスゴい。映画はせりふ重視、歌は歌詞重視の私のキーとなっているのは「ことば」なんですね。(M)

私は、決して音楽が嫌いではありませんが、そんなに熱心に聴くほうでもありません。だから実は「好きな歌手」を聞かれると、ちょっと困ります。聴いて気もちのいい音楽を、なんとなく聴いている、という感じです。楽器を弾くことにも、あまり興味がありません。でも、音楽は身近にあった方がいい。先日、その理由を考えていて、答えがわかったような気がします。私は、自分で歌いたい。小さいとき、合唱団に入りたいと言ったら、「まずピアノから」と言われて、好きでもないピアノを9年間もやっていました。でも、好きではないというのはたいしたもので、長くやっていた割には、いまは全然弾けません。カラオケには行きませんが、ドライブに行くと、私はずっと歌っています。大きな声で歌えて、本当に楽しい。小学校で音楽の時間に習った曲も、バンバン歌います。(C)

重層的な音が好きな私がよく聴く音楽のジャンルはサンバやボッサ、ラップ、ハウス、テクノであり、貧乏性で欲張りな私はこれらのジャンルがそれぞれ独立させるのではなく、ギュッとまとめてくれる歌手が好きである。つまりはMondo Grossoであり、m-floであり、Fantastic Plastic Machineだ。最近よく聞いているのはサンバである。とはいっても好きな歌手を挙げられるほど知識はないし、単体の歌手よりも、カーニバル等での大グループでのバツカーダ(最も一般的に知られている打楽器中心のサンバ)が好きなので、誰それが好きとはなかなか限定できない。しかし最もガツンときた曲を挙げろといわれれば、ブラジル音楽の中で最も有名な曲の一つである"Mas que nada"のセルジオ・メンデスが90年代に出した「Brasileiro」というアルバムに収録されている"Fanfarra(Cabua-Le- Le)"を挙げたい。このような音楽の趣味をしているためカラオケで歌える曲はほとんどなく、それなのに早く歌えと周りに急かされるので、社内の男性の中で唯一の20歳代、つまり若造、青二才でもある私なのに、最近の若者の歌を歌えず、さだまさしの「関白宣言」などを熱唱したりして、場を白けさせたり、嘲笑されるのである。(HK)

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