Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2005年7月15日(金) 「死語」

少し年上の私の友人で死語製造マシンみたいな人がいます。「ナウい」「ルンルン」「ボイン」など、とても懐かしい言葉が日常の会話で出てきて、そのたびに笑わせてもらっています。ところで私は字幕翻訳の仕事もしています。字幕では、いかに少ない字数で意味を伝えるかがポイントになるため、熟語を使うこともよくあります。あるとき、知り合いに「(私の)話し方って、字幕みたい。熟語って死語っぽい(笑)」と言われました。心の中で「字幕みたいな話し方って!?」と思いながらも、「熟語や少し難しい言葉は死語ではないよ」と思っていました。少し難しい表現や熟語は、私の中では守っていきたい日本語です。殺さないで残したいものです。(M)

まず最初に思いついたのが「タイム」! これ小学校低学年くらいのときにやたらみんな言ってました。「中断」の意味ですが、なぜかこれをさらりと言うのがかっこいいとされていて(ちなみに私も大勢の前でこれをさらっと言い出す男の子を少しだけかっこよく感じていた…)、何かゲームをやっている最中などに手振りつきで「ちょっとタイム!」とよく言ったものです。みんなが言うから全くゲームがすすまない。同類語で「たんま」もありました。それから「雑魚(ざこ)」。男の子たちが偉そうな顔をしてよくいってましたね。「へっ、ザーコ!」って。確かこれはマンガのキャラが言ったのから始まったのでしたっけ。子どもはよく真似をするので、TVで流れたりするとすぐにクラスでも言い出す子がいる。志村けんの「ダウ~ン」とか…。もう一体どんなときに使っていたのか思い出せません。死語の話題は同年代の子と話していると大体通じるので、いつも大盛り上がりします。そういえば、今一生懸命記憶をたどっていて思い出した言葉がひとつ。「チョベリバ」これ、実際に会話で普通に使っている人に出会わなかった気がするのですが、それは私が当時もう若者じゃなかったからなのでしょうか…。(Y)

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